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こんな日も太陽は俺らを照らして、 青色の空が覗き込んでくるのが 憎たらしい。 人によっては 今日が最高の日に 思える人も居るだろうが、 俺にとっては最悪の日だ。 手首に手錠を掛けられ、 牢獄へとただ歩かせられる。 この言葉で察した人も多いだろうが、 そう、今俺は刑務所に居る。 俺は捕まった。 犯罪を犯してしまったからだ。 正確には、仕方がなかった。 まぁ死刑にならなかっただけ マシだと思ってるけど。
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考え事をしながら歩いていたから、 一見上の空になって見えたのだろうか。 焦って歩くペースを少しあげて 自分の牢獄へと歩みを進める。 不快だ。
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やれやれ、と言うように頭をかいて 此方の牢獄の目の前まで来て 地べたに座っている俺に 目線を合わせてくる。 ……よく見たら意外とカッコよかった。 あ、いや、カッコイイって言うか、 警察の服が似合ってるっていうか。
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クスッと笑ってからかってくる。 前言撤回。 性格はあんまカッコよく無さそう。
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ベッと舌を出して 負けじとからかってみる。
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ニヒッと目線を返して笑ってみる。 煽りに関しては俺も自信あるし。 そんなこんなで気付けば 夕方になっていたので食堂へと向かい、 ご飯を一人で食べた。 俺は「一般」という囚人分類に 入るため、食堂の人数が多く、 少し押されて怪我をしたのは 看守には秘密にしておく。 …なんか、面倒くさくなりそうだから。
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