テラーノベル
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その夜、私は自室の窓辺に立っていた。
遠くで光るイルミネーション。
通り過ぎる人影。
世界は何事もなかったように、 クリスマスを祝っている。
八木 穂乃果
そう思うと、不思議と涙は出なかった。
ただ胸の奥に、静かで 冷たいものが残っている。
——先輩には、好きな人がいる。
だから、これは正しい終わり方だ。
一方で。
誰にも渡されなかった小さな箱は、二口の机の引き出しに、そっとしまわれていた。
中身を見ることもないまま。
誤解のまま、すれ違ったまま。
二人のクリスマスは、 何も起こらずに終わる。
それでも——
確かにそこには、名前のつか ない想いだけが、残っていた。
「勘違いのクリスマス」fin.
最後まで読んで頂き、 ありがとうございました‼️😭💖
次の投稿もおたのしみに!🫡
👋
コメント
5件
うわあああああ!失恋と知っていても、結ばれて欲しかったって自分が居る、、、、
ねぇ好き大好き
