響
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響
⚠初心者なので優しい目でご観覧下さい……。
響
これは……
ちょうど1年前……
俺が殺人病を発症した時の話……。
薫
薫
薫
薫
薫
薫
薫
薫
一瞬にして背中に悪寒が走るのが分かった。
薫
薫
薫
薫
薫
薫
薫
そう思い、立ち上がろうとしたその刹那。
薫
薫
薫
薫
薫
薫
薫
薫
約16年間生きてきてこんな馬鹿でかい叫び声を出したのは今この瞬間が初めてであろう。
自分の叫び声に思わず耳を痛めてしまう。
薫
薫
薫
薫
薫
頭の整理が追い付かない。
頭がパンクしそうだ。
気持ち悪い。
吐きそうだ。
薫
薫
薫
薫
薫
薫
薫
改めて枕元に置いてあった人間の「死体」を見てみる。
薫
薫
薫
辺りを見渡してみるも、当たり前だが、そんなものは何処にも無い。
薫
薫
薫
薫
薫
薫
薫
薫
薫
自分が疑われること無く、何事も無かったかのようにこれから過ごせる方法。
頭をフル回転させて唯一思いついたのは、押し入れの中に死体を隠すという考え。
我ながら最低だとは思ったが、ひとまずはこうするしかない。
薫
薫
薫
薫
薫
その日、俺はテレビもスマホも見ることができなかった。
今朝の事件の事がもしもニュースになっていたら。
もしも俺の事が書いてあったら。
そう思うとまともに見ることができなかった。
ドラマでよく見る、警察だとか、刑事だとかなんてものが家に来て、いきなり家の中を取り調べたり……
……なんて事があるのでは…と怯えていたがそんな事も無く、平和に?その日は終わった。
…もしも、死体がこのまま誰にも見つかる事が無ければ……何事も無かったかのように過ごせる……。
この事は俺だけの秘密にしよう……。
俺はそう考えた。
そうだ。それがいい。それで一件落着だ。
だなんて事を考えていたが
現実はそう甘くは無かった
その日から俺の枕元には、毎朝起きる度に新しい死体が置かれるようになっていた。
最初はもちろん怖かったが……
一日、1週間、1ヶ月、2ヶ月……
そう続くうちに俺は慣れを感じるようになっていた。
毎日置かれる死体に共通点は特になく、未成年の子供から、成人、年寄り。
老若男女問わず死体は置かれていた。
置かれる死体は毎日入れ替わる。
昨日の死体は何処かは分からないが、何処かに消えていた。
ある日俺は、純粋に誰が殺っているのかが気になった。
今まで何故、気にしなかったのかが不思議で仕方がない。
ふと俺は、 死体 枕元 毎朝置かれてる
……なんていう馬鹿丸出しのキーワードでGo○gle検索してみた。
ヒットする訳ない……そう思っていたのだが違った。
一つだけ……ヒットしたページがあった。
迷わず、俺はそのページをタップする。
ページタイトルは、「幻の奇病 殺人病!!!その実態とは……?」……とかいう、嘘くさいタイトルだった。
薫
半信半疑でページをスクロールする。
ページにはこんな感じで説明がされていた
薫
薫
薫
薫
薫
薫
自分に都合の良い言い訳を考えようとするもこのページに書いてある殺人病の症状と俺の今の状態は奇妙なぐらいに一致している。
ここに書いてあることが本当であった場合、俺は間違い無く殺人病であろう。
薫
薫
それを考えた瞬間、自分への嫌悪感で押しつぶされそうになった。
薫
薫
薫
薫
薫
薫
あの時とはまた違った意味の分からない奇声が口から漏れる。
それからしばらくの間ずっと、俺は喜怒哀楽、どの感情にも当てはまらないような感情で奇声をあげ続けた。
1日、2日、3日と日が過ぎた。
その間の記憶は全く無かった。
それからしばらくして今に至る。
最初に持っていた嫌悪感はいつの間にか無くなっていた。
人を殺めた事によるショックで精神が崩壊したのか
それとも慣れてしまったのか。
どっちにせよ自分が少しおかしくなっている事は理解していた。
殺人病の治療法を改めて思い出す。
1000人以上を殺めるか。
心から愛する人を殺めるか。
どちらかを達成できれば俺の殺人病は完治する。
どちらも達成できそうにないのが俺の現状だった。
響
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コメント
5件
長くなかったですよ! しかし押し入れのイタイはその後、発症中に処理しているのか、それとも誰かが気付いて処分しているのか 自覚のない症状なだけに、色々と謎が多いですね! 次回も楽しみにしています
長くなんて感じませんでしたよ? これがあと3話で終わると思うと結末がとても気になります 次も楽しみにしてますね