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遥ちゃんたちがみんなのもとへ戻ると、 その姿を見た人たちは息をのんだ。 遥ちゃんの腕や足には 無数の擦り傷があり、 隊服もあちこち破れて血が滲んでいる。
馨さん
矢颪碇(やおろしいかり)
ロクロ
その場の視線が一斉に 遥ちゃんへ集まる。 四季くんは遥ちゃん の隣に立ちながら、 悔しそうに拳を握る。
一ノ瀬四季
すると、だのっちが一歩前へ出る。
だのっち
だのっち
馨さん
真澄さん
一ノ瀬遥
一ノ瀬四季
一ノ瀬遥
だのっち
馨さん
治療室に着くと、 遥ちゃんはベッドに腰掛ける。 看護師が救急箱を 持ってきて手当ての準備を始める中、 部屋にはだのっち(無陀野)、 真澄隊長、馨さん、 そして心配そうな四季くんがいた。 四季くんが遥ちゃんの そばへ行こうとすると――
だのっち
一ノ瀬四季
だのっち
真澄隊長は腕を組み、 だのっちをじっと見つめる。
真澄さん
だのっち
馨さん
馨さん
一ノ瀬遥
その名前に、 真澄隊長と馨さんが顔を上げる。 だのっちは一瞬だけ目を細めた。
だのっち
真澄さん
馨さん
馨さん
だのっち
だのっち
一ノ瀬遥
真澄隊長、馨さんの表情が変わる。
一ノ瀬遥
真澄さん
真澄さん
一ノ瀬遥
馨さん
一ノ瀬遥
真澄さん
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
馨さん
一ノ瀬遥
だのっち
だのっち
一ノ瀬遥
少し震える声で続ける。
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
馨さん
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
その名前に、だのっちたちが反応する。
一ノ瀬遥
真澄さん
一ノ瀬遥
馨さんは遥ちゃんを見つめる。
馨さん
だのっちは しばらく黙ったあと、 低い声で言う。
だのっち
遥ちゃんが全てを話し終えると、 だのっち、真澄隊長、 馨さんの3人はしばらく 何も言えなかった。 遥ちゃんはいつもの ように笑おうとする。
一ノ瀬遥
その瞬間――
だのっち
だのっちが小さく呟く。 そして、遥ちゃんの肩をそっと抱く。
だのっち
遥ちゃんは少し驚いた顔をする。 続いて真澄隊長も歩み寄る。
真澄さん
真澄さん
馨さんも優しく遥ちゃんを抱きしめる。
馨さん
遥ちゃんは3人に囲まれて、 初めて少しだけ表情を崩す。
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
だのっちは首を横に振る。
だのっち
だのっち
遥ちゃんを抱きしめた後、 真澄隊長はふと何かに 気づいたように顔を上げる。
真澄さん
全員が真澄隊長を見る。
真澄さん
真澄さん
その時、扉が開く。
京夜さん
突然入ってきた京夜さんの言葉に、 だのっちたちが振り向く。
馨さん
京夜さんは真剣な表情で遥ちゃんを見る。
京夜さん
遥ちゃんが少し目を逸らす。
京夜さん
真澄さん
京夜さん
京夜さん
だのっちの表情が変わる。
だのっち
遥ちゃんは何も言えず、俯く。
馨さん
京夜さん
真澄隊長は拳を握る。
真澄さん
遥ちゃんは小さく笑う。
一ノ瀬遥
治療室。 四季くんは、 しばらく黙って遥ちゃんを見ていた。 でも、 次の瞬間―― 感情を抑えきれなくなった ように声を震わせる。
一ノ瀬四季
一ノ瀬遥
一ノ瀬四季
一ノ瀬四季
だのっち
馨さん
真澄さん
だのっち
だのっち
だのっちはため息をつく。
だのっち
一ノ瀬遥
一ノ瀬四季
四季くんの話を聞いた後、 部屋には重い空気が流れていた。 だのっちはしばらく黙っていたが、 低い声で呟く。
だのっち
真澄隊長も表情を険しくする。
真澄さん
真澄さん
馨さんも静かに頷く。
馨さん
一ノ瀬四季
一ノ瀬遥
四季くんは言葉に詰まる。
だのっちは遥ちゃんを見る。
だのっち
少し間を置いて続ける。
だのっち
治療室。 重い空気の中、 遥ちゃんは少し 迷ったように口を開く。
一ノ瀬遥
だのっち、真澄隊長、馨さん、 四季くんが遥ちゃんを見る。
一ノ瀬遥
その言葉に、全員の表情が変わる。
真澄さん
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
部屋が静まり返る。 だのっちが険しい顔になる。
だのっち
遥ちゃんは馨さんを見る。
一ノ瀬遥
馨さん
一ノ瀬遥
そして、だのっちと 真澄隊長、 四季くんを見る。
一ノ瀬遥
四季くんは心配そうな顔をする。
一ノ瀬四季
一ノ瀬遥
だのっちは少し黙ったあと、頷く。
だのっち
一ノ瀬四季
四季くんは名残惜しそう に遥ちゃんを見るが、 静かに部屋を出る。 扉が閉まる。 残ったのは、遥ちゃんと馨さん。 馨さんは優しく問いかける。
馨さん
馨さん
一ノ瀬遥
馨さん
一ノ瀬遥
馨さんの表情が少し曇る。
馨さん
遥ちゃんは自分の手を見る。
一ノ瀬遥
馨さん
馨さん
馨さんの声が少し震える。
馨さん
一ノ瀬遥
馨さんは苦しそうな顔をする。
馨さん
遥ちゃんは答えず、 静かに目を伏せる。 その沈黙が、答えだった。
馨さん
一ノ瀬遥
馨さん
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
桃巌深夜が、 鬼神の力を持つ者に対して仕掛けた呪い。 鬼神の力を使えば使うほど、その力が持ち主の身体を内側から侵食していく。 普通の鬼神の子なら耐えられる負担でも、 遥ちゃんの場合は8属性すべてを受け継いでいるため、反動が桁違い。
炎・風・雷・水・氷・土・光・闇の 8属性を同時発動した時、 呪いの進行が一気に加速する。 強い力を使うほど、 敵を倒す代わりに 自分自身も削られていく。
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
馨さん
一ノ瀬遥
馨さんがそこで気づく。
馨さん
一ノ瀬遥
馨さん
馨さん
馨さん
声が震える。
馨さん
一ノ瀬遥
馨さん
怒りを抑えるように俯く。
馨さん
遥ちゃんは静かに目を伏せる。
一ノ瀬遥
その言葉に、 馨さんは苦し そうな表情になる。
馨さん
馨さん
馨さん
遥ちゃんは少し驚いた顔をする。 馨さんは静かに続けた。
馨さん
馨さん
馨さん
馨さん
馨さんはしばらく 黙ったあと、 遥ちゃんをまっすぐ見る。
馨さん
一ノ瀬遥
馨さん
馨さん
馨さん
馨さん
馨さん
馨さんは優しく続ける。
馨さん
馨さん
遥ちゃんは少し 驚いた顔をしたあと、 小さく頷く。
一ノ瀬遥
馨さん
一ノ瀬遥
治療室。 馨さんと遥ちゃんが静かに 話を終えた頃―― 扉が開く。
一ノ瀬四季
戻ってきたのは、四季くん、 だのっち、真澄隊長だった。 遥ちゃんはいつものように笑顔を作る。
一ノ瀬遥
四季くんは遥ちゃんの様子を確認して、 少し安心したように息を吐く。 だが、だのっちは 馨さんの表情の変化に気づく。
だのっち
だのっち
真澄隊長も真剣な顔で見る。
真澄さん
一ノ瀬四季
遥ちゃんは少し黙る。 馨さんは遥ちゃんを見る。 そして、少しだけ笑う。
馨さん
馨さん
一ノ瀬四季
馨さん
だのっちの目が細くなる。
だのっち
馨さん
馨さん
だのっちは馨さん と遥ちゃんの顔を見る。 何かを察したように、少し黙る。
真澄さん
遥ちゃんは笑う。
一ノ瀬遥
だのっちは少しだけため息をつく。
だのっち
だのっち
鬼の拠点。 鬼側はすでに戦闘態勢に入っていた。 四季くん、遥ちゃん、だのっち。 そして鬼側の隊員たちが、 桃太郎機関の到着を待ち構えている。 そこへ――
だのっち
だのっちが呟く。 現れたのは神門くん。 その隣には月詠、桜介。 桃太郎機関の精鋭だった。
月詠が前へ出る。
月詠さん
遥ちゃんを見る。
月詠さん
四季くんが警戒する。
一ノ瀬四季
月詠は落ち着いた声で答える。
月詠さん
月詠さん
その時。 遥ちゃんも一歩前に出る。
一ノ瀬遥
遥ちゃんは真っ直ぐ月詠を見る。
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
そのやり取りを見ていた四季くん。
一ノ瀬四季
だのっちは頭を押さえる。
だのっち
だのっち
神門くんが四季くんへ向かって走る。 月詠が遥ちゃんへ向かう。 桜介と碇くん達も激突する。 鬼と桃太郎。 それぞれの因縁の 戦いが始まろうとしていた。
月詠さん
月詠さん
遥ちゃんは一歩前へ出る。
一ノ瀬遥
月詠さん
月詠さん
遥の目が鋭くなる。
一ノ瀬遥
月詠さん
だのっち
だのっち
一ノ瀬遥
月詠さん
カードから力が溢れ、攻撃が変化する。
月詠がさらに攻撃を仕掛ける。 遥ちゃんは防ぐが、 少しずつ押されていく。
一ノ瀬遥
月詠さん
その瞬間―― 遥ちゃんの足元から電気が走る。 バチッ……!! 空気が震える。
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
無数の雷撃が花のように咲き、 月詠へ襲いかかる。
月詠はカードで防ぐが、 一撃一撃の威力に押される。
月詠さん
遥ちゃんは雷を纏いながら 一気に距離を詰める。
一ノ瀬遥
月詠さん
月詠さん
月詠さん
月詠さん
しかし―― 月詠はまだ倒れていない。
月詠さん
炎が右手に宿る。 同時に、風が周囲を巻き上げる。
月詠さん
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
炎を纏った風が月詠へ迫る。
月詠さん
熱風と炎の連撃。 月詠がカードで防ぐが、 押し込まれていく。
だのっちが前に出ようとする。
だのっち
しかし―― 遥ちゃんは動かなかった。
一ノ瀬遥
だのっち
その瞬間ーー。 雷が鳴り響く。 炎が燃え上がる。 風が渦巻く。
月詠さん
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
一枚のカードを引く。 ――その瞬間。 月詠の表情が変わる。
月詠さん
一ノ瀬遥
月詠さん
月詠さん
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
だのっち
一ノ瀬遥
月詠さん
月詠さん
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
一歩踏み込む。
一ノ瀬遥
月詠さん
月詠さん
月詠は笑う。
月詠さん
月詠さん
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
そして―― 光が消える。 周囲を黒い霧のような闇が包む。
一ノ瀬遥
月詠さん
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
瞬間。 闇の中に、月明かりの ような影の花が咲く。
カードの軌道が読めない。 攻撃の方向も、距離感も狂わされる。
月詠さん
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
だのっち
だのっち
月詠さん
月詠さん
しかし、月詠はまだ立ち上がる。
月詠さん
カードを構える。
だのっち
だのっち
一ノ瀬遥
周囲の闇が消えていく。 代わりに、水が集まり始める。
月詠さん
大量の水流が遥ちゃんの周囲を舞う。 水が龍の形へ変わる。
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
巨大な水の龍が月詠 へ向かって駆け抜ける。
月詠さん
一ノ瀬遥
青い龍が月詠を包み込み―― ドンッ!! 月詠は地面に膝をつく。
月詠さん
遥ちゃんは立ったまま、月詠を見る。
一ノ瀬遥
月詠さん
月詠さん
月詠との戦いが終わった直後。 遥ちゃんは息を整えながら、 だのっちを見る。
だのっち
一ノ瀬遥
その瞬間、 遥ちゃんの表情が変わる。 何かを感じ取ったように、 遠くを見る。
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
だのっち
一ノ瀬遥
だのっち
一ノ瀬遥
だのっち
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
だのっち
一ノ瀬遥
だのっちは少し黙る。 そして――
だのっち
だのっち
だのっち
だのっち
だのっち
一ノ瀬遥
だのっち
だのっち
遥ちゃんは少し笑う。
一ノ瀬遥
だのっち
戦場。 四季くんの力が制御を失っていた。
しかし、 鬼神の力は四季くんの 意思を越えて暴れる。 そこにいた真澄隊長。
真澄さん
その瞬間――。
一ノ瀬遥
真澄さん
遥ちゃんは真澄隊長を庇う。 大きな衝撃。 遥ちゃんはその場に倒れ込む。
真澄さん
四季くんの意識はある。 でも、力だけが止まらない。 遥ちゃんは四季くんを見る。
一ノ瀬遥
優しい光が広がる。
一ノ瀬遥
四季くんの力が落ち着き、 ゆっくり意識を失う。 遥ちゃんは真澄隊長を見る。
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
真澄さん
真澄さん
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
真澄さん
一ノ瀬遥
――そして。 遥ちゃんは、 神門くんとの戦場へ、
真澄さん
真澄さん
遥ちゃんと神門くん。 鬼と桃太郎。 最後の戦いが始まる。
焦凍くんの双子の姉さんはめっちゃくちゃ強い。
#夢小説
コメント
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ちゃなさん、第7話読みました……! 遥ちゃん、全身ボロボロで戻ってきたシーンからもう胸が痛かったです。それでも「守りたかったから」って笑う姿に、8属性の呪いの設定が重くのしかかってきて……馨さんとだけ秘密を共有する場面、すごく切なかったです。月詠戦の「守るために勝つ」という信念、雷・炎風・闇・水と巧みに属性を使い分ける戦い方がカッコよくて、最後に四季くんを眠らせて神門くんのところへ走る決意にも震えました。次が気になります!