私
出会いは、いつだったでしょうか。
私
お姉さんなんて言ってくれちゃって。
私
とっても嬉しかったです。
私
君は、いつも私が
私
君、君、そう読んでいたことに
私
ちょっとほうをふくらませて。
君
出会いは、いつだったでしょうか。
君
お姉さんは、図書館の隅にいつもいて
君
僕のことをいつも
君
君、君、ずっとそう言って。
私
本の趣味が合ったり
君
座る特等席が隣だったり
私
お日様が好きだったり
君
お姉さんに会いたかったり
私
そして、君に謝ることがあります。
私
ごめんなさい。
私
君の横顔を1枚、勝手に撮ってしまったこと
君
そして、お姉さんに謝ることがあります。
君
ごめんなさい。
君
貴方を離さないって約束したのに、先に行ってしまったこと
私
ある日言ってくれたこと
君
「お姉さんを守らせてください」。
私
嬉しかった
君
頼りない僕だけど
私
私と
君
お姉さんと
一緒にいたい
私
雨の日に
私
傘を貸してくれたね
君
晴れの日に
君
お弁当を持ってきてくれましたよね
私
透き通った傘
君
美味しいサンドウィッチ
私
明日も君に会いたい
君
明日もお姉さんに会いたい
私
なんで
私
なんで行ってしまったのですか。
君
ごめん、なさい。
私
なんで、私よりも先に
私
逝ってしまったのですか。
君
ごめん、なさい。
私
もっと君と会いたかったのに。
私
君の制服姿がまた見たいです。
私
棺桶の中にいる君は
私
悲しい顔をしていました。
君
お姉さん
私
どこにもいかないでください。
私
私を
私
私を守ってくれないのですか。
君
お姉さん
私
君がいない世界が
私
どれほどつまらないか。
私
君の声が聞きたい
君
僕、も
君
お姉さんに会いたくて
君
声が、聞きたいです
私
君のせいで
私
毎日泣いてしまいます。
君
泣かないで
私
図書館は今日も静かで
私
君が読んでいた本に
私
写真が挟まっていました。
君
写真?
私
いつのまに
私
私の横顔を撮っていたんですか。
君
ごめん、なさい
私
嬉しかった
君
え
私
君が私を撮ってくれたこと
君
え
私
本に挟んでくれたこと
君
それは
私
私は
私
今すぐ君に会いたい
私
涼宮 春くんに会いたい
君
初めて…僕の名前…
君
僕も
君
優村 理恵さんに会いたい
私
でも、私はそっちに行けません
君
私
きっと行ったって、会えないと知っているから。
私
君が、涼宮春が残した世界があるから
私
まだ、私は貴方のところに行けません
君
君
はい。
君
僕からそう言おうと思っていました。
君
優村理恵が生きる世界を
君
僕は後悔なんて言葉で言いません
私
どこにいるのですか
君
ここにいますよ
私
何をしているのですか
君
理恵さんを見ていますよ
私
ずっと一緒にいてくれますか
君
理恵さんから離れませんよ
私
聞こえていますか。
君
ちゃんと、聞こえていますよ。
私
届いていますか。
君
ちゃんと、届いていますよ。
私
いつか、また。
私
図書館で。
君
いつか、また。
君
君とどこかで。