百合の花と向日葵を見つめて

人生において恋とは素晴らしいこと

それは経験したものだけがわかる

本当に？

これは1人の女の子のお話…

元気に挨拶をしてくれるひなた

それに反応して、照れながら挨拶を返す

私にとっては少々暑いのだが

大好きなひなたがそう言うならそうなんだろう

私が恐る恐る聞くと、ひなたは元気な声で言ってくれた

こうやって、毎日一緒に遊んでいる

性格は真反対だが

それでもひなたの向日葵の様な笑顔を見ると

私も幸せになれたのだ

そう伝えれたら良い

そう思う様になった

でも現実は厳しかった

女の子同士なんて、世間は許してはくれないだろう

少しでも良い。一緒に過ごせたら

神様は私たちに味方をしてくれた

だが、やはり世間は…世界は赦しなどしなかった

どれほど話しても、訴えかけても

この世界で生きる限り

同性愛者の居場所はないのだと

そういえば思い出した

でも、今ならわかる気がする

お母さんはもう居ないけど

私がこの道を選んだとき

迷わない様にしたのだろう

突然、ひなたは私の頬を触ってこう言った

ひなたは…日向は太陽の元で照らされた子

だから強くて…それ以上に私を大事に包んでくれる

きっと私たちは、こうなる運命だったんだ

同性愛者

この世にも存在している

決して悪いことじゃない。

でも世間は私たちを異質な目でみる

世間の常識は狭く、苦しい

本当に恋が素晴らしいものなら

同性愛はどうして苦しいのか

貴方はどう思いますか

人生において、恋とは素晴らしいのか

それとも…

考えは無限にある。それも正解であって

不正解などないのだから