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……
ここは、廃病院?
あの、部屋だ。
秋斗
頭が鈍く痛む。
目が上手く開かない。
それでも何とか薄目を開ける。
秋斗
一弥
雅也
秋斗
秋斗
二人は逃げたはずだが、目の前の床に倒れていた。
息はしているようだ。
秋斗
久
秋斗
扉の方に目を向けると、男がいた。
今度はこちらを見ている。
……しかし。
あの鮮明に映った出来事が、この久という男が伝えたかった思念なのだとすると。
怖いと言うより、切なかった。
久
秋斗
秋斗
秋斗
恐らくもう、この世にはいない久に向けて叫んだ
目の前の男は。
僅かに笑った。
次の瞬間。
また、意識が途絶えた。
しかし、意識が途絶えるその寸前。
秋斗
秋斗
壁に「キエテクレ」の文字が見えた気がした。
目を開くと、病院の前だった。
あの化け物も、すっかりいなくなっている。
一弥
雅也
秋斗
一弥
雅也
秋斗
雅也
秋斗
秋斗
雅也
一弥
雅也
秋斗
秋斗
雅也
一弥
一弥
二人とも、完全に記憶を失っていた。
俺だけ、この病院で起こったことを知っている。
"キチガイ"
その一言でレッテルを貼るのは簡単だと思う。
でも、自分が体験しないとわからないんだ。
その人の苦悩や悲しみを。
心ない発言は、人を殺す。
言葉に責任を持つべきなんだ。
自分の感じたことを噛み締めるように、病院を振り返った。
俺は、あの鉄格子の窓から、久さんが見送ってくれているような気がした。
その気持ちを胸に、僕達3人は夜の下山をすることになった。
Happy end
……
ァァァァァァァアアアア
アアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアア
アアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
……