俺は孤独な泣き虫ヒーローだよ

高いビルの屋上にて

俺の事覚えてないのに…

ある男の人がいました。 その人は未来から来た人です

愛する人を守るために… 大切な仲間を守るために 未来から来たと言う…

男は言った 『俺は弱い…でも未来を変える 大切な人達に悲しい未来を作りたくない悲しむのは…俺だけでいい』…と

男は誰かを守る度にみんなの記憶から男が消えていく…いつしかみんな自分のことを忘れる日が来る…と悟った

男は口では 『みんなが幸せなら俺はそれでいい』 と言う…しかしいつも1人になると 『あぁ…忘れないで、みんなのそばにいたい…でも…死んで欲しくない』 男はいつも泣いていた

大切な人・愛する人を助ける度に 男は泣く…助けに来たといい人ぶって いつも弱っている いつも泣いている

君はなぜ自分のこと知ってもらおうとしないのか…と問うと 『また暖かいとこにいったら辛くなるのは目に見えている…今だけ…今だけの我慢…俺は…1人に戻っただけだ』…と言う

男は助けまくった…そしてついに みんなは幸せになった 男は言った

『あぁ…みんな笑っている また…みんなで楽しそうに笑っている 1度愛した人は他の人と結ばれた 大切な人たちは俺の事忘れた それでも…みんなが…幸せなら もう俺は…しつようないかな…』

『俺はもう…帰るよ』

男は大粒の涙を流しながら帰ろうとしていた…しかし…助けたみんなが俺を追いかけてきている。なぜ？どうして？ 分からないが、ただ、会うのか苦しいと思った男は走った

でも、追いつかれた、そして 男はみんなが俺を一生懸命追いかけてきたという事実にまた大粒の涙を流した

男は問う 『なぜ、来た』…と

男は…言った 『俺は『花垣武道』孤独な泣き虫ヒーローだよ』…と…そして…男は…

泣きながら死んだ…