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スチ
ラン
スチ
ラン
スチ
スチ
思考をリセットさせようと無理やり寝て目が覚めた朝
急いで部屋を出ていったすちの背中をらんと見送った
イルマ
ラン
今日は数ヶ月に一度ある、街へと行く日らしい
簡単に言うと姫たちの休暇だとか
本来だったら従者が同行するのは当たり前らしいが
ラン
従者の仕事は結構重労働だったりするから、人手が減ったらカバーしないと厳しい部分もあるようだ
で、その従者が自分より仕事を優先することを許した本人は……
ラン
悲しげに笑っていた
きっと、すちがこいつの唯一に近い縋れる相手なのだろう
と、実は薄々勘づいている
イルマ
ラン
ラン
イルマ
ラン
イルマ
また、そうやって
数時間後
城から離れ、俺とらん2人で街へと出発した
馬がレンガでできた道を音を立てて歩く
街にいる一般市民たちが揃って馬車に一礼するのを見るのは、少し新鮮だ
ラン
イルマ
イルマ
ラン
イルマ
ラン
ラン
イルマ
ラン
他愛のない話をしながら、馬車はそのまま走り続ける
イルマ
ラン
イルマ
ラン
らんはそう言ってパッと自分の装いを見せる
桃色のレースがついた華やかなドレスに、桜モチーフのイヤリングや髪飾り
姫らしい…美しい装いは、お世辞じゃないけど似合っていた
ラン
イルマ
ラン
イルマ
イルマ
ラン
イルマ
イルマ
ラン
イルマ
ラン
ラン
イルマ
ラン
イルマ
ラン
眠くない……と、言ったら嘘になる
ラン
ラン
らんがそう言うもんで、お言葉に甘えて仮眠することにした
イルマ
ラン
イルマ
一定のリズムで揺れる馬車
やがて聞こえてきたのは、
ラン
こいつが奏桜の前でいつも歌っている歌
心地よい音たちが、眠気を誘っていく
イルマ
ラン
イルマ
働かない頭でぼんやりとそう考える
目を閉じる前、最後に見えたのは
ただ歌を歌う、無垢な少女の姿だった
イルマ
イルマ
コメント
2件
主様お疲れ様です✨️💜🩷尊すぎます✨️可愛いすぎます✨️続き楽しみです✨️無理しない程度に投稿頑張ってください