天闘のアノニマス ― 望むは終戦とロマンス ―
これは、人類が誕生するよりもはるか昔。
どの神話でも記載されなかった大規模な戦争が天界で行われた。
それは、もう宇宙の運命を決めるほどの。
そんな中、「名もなき神」がひとつの「愛」のために立ち向かった。
この伝説を今ここに記す。
──という神々しい導入から始まる物語だが、
本当は“人間くさい神々”がロマンスと戦争を繰り広げる神話……
というよりもヒューマンドラマである。
神と聞くと上品で完璧な存在を想像するかもしれないが、
実はそうでもない。
嫉妬もするし、泣くし、間違えるし、恋もする。
要するにこれは、
名もなき神が“低級天使とのロマンス”を叶えるために、
天界の戦争そのものを終わらせようとする物語である。