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BL

知らないままでいたかった

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知らなくてもよかった。 むしろ、知らないほうがよかった。 近すぎるくらい近くにいたはずなのに。 二人の間にあるものだけは、何も知らなかった。 そして。 一度知ってしまえば、今までと同じではいられない。 何気ない言葉も。 いつもの距離も。 全部に、知らなかった意味があるように思えてしまう。 ――こんなことなら。 ずっと、知らないままでいたかった。
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