時は大正。森の奥深くにある妖狐たちが住まう里。そこに住む若い妖狐の紋《あや》は妖狐としての力がほとんどなく、同年代の妖狐たちからバカにされていた。
そんな紋を心配した母は、紋に一つの助言をする。それは――「今後生きていくためには、特殊な力を持つ人間の男と番になったほうがいい」ということで……。
こうして、紋は妖狐の里を出て、番となる人間の男を探すことになる。
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帝都の外れに住む相楽 元哉《さがら もとや》は華族でありながら、危険な仕事に身を置く。それは、【人間に害をなすあやかしを狩る】というもの。特に狐の下級あやかしを嫌う元哉は、自身の中にある感情を昇華するために、あやかしを狩っていた。
そして、元哉がある日出逢ったのは、紋と名乗る妖狐の女性。【とある目的】のために紋と共同生活をすることを決めた元哉。
――それは、心を乱される毎日の始まりだった。
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外面はいいけれど、中身は冷酷なあやかし狩り(28)×落ちこぼれ妖狐(19)
種族も身分も違い、なんなら年齢さえも離れている二人のいずれ恋になるお話。
■掲載先→エブリスタ、TELLER