少女に見えた少年は、傷だらけでも笑う
入学式からの数ヶ月間、明るく男気あふれる性格でクラスの人気者だった物怪瑠衣(もののけ るい)。
しかし、小柄で少女のように可憐な見た目を理由に、ある日を境に周囲の態度は一変する。
「男のくせにあざとい」
「女子みたいな顔して調子に乗るな」
理不尽な嫉妬から始まったのは、クラスの男子グループによる陰湿ないじめだった。
頭から浴びせられる泥水、隠される教科書、容赦ない暴力。
それでも瑠衣は、折れない。
「見た目で俺を判断すんじゃねぇ!」と強い目力で睨み返し、傷だらけになっても無理やりの笑顔で強がり続ける。
そんな彼の異変に気づいていたのは、保健医の枯柳杖道と、学校内で一目置かれる先輩・司波仁。
「助けを求めることは、『負け』じゃない」
一人で傷を抱え込む少年が、仲間との絆を通して自分自身を取り戻していく、切なくも熱い学園ミステリーパロディ!