八年越しの初恋、回収します。〜私のトリコになった部下が、人生丸ごと改造してきました〜
『この男……初恋の女性に釣り合うために、人生を丸ごと改造してるんだけど』
ひたむきに生きる29歳OL × 年下ハイスペ執着男子の訳あり結婚
事故で両親を亡くし、弟の母親代わりとなってきた牧野瞳子は、ただひたむきに生きてきた。
そんな瞳子の部下になったのは、七つ年下の朝倉祐二。
容姿端麗で金融の才能にも恵まれた、期待のルーキーだ。
彼は、なぜか瞳子に一途なアプローチを仕掛けてくる。
『彼は容姿も才能も申し分ない。
私への気持ちは、年上女性への一時的な憧れよ』
そう思っていた瞳子は、祐二の想いを本気にするつもりなどなかった。
ところが、仕事先で泊まったペンションで、二人は一夜をともにしてしまう。
弟は就職せず、海外留学をしたいと言い出す。
さらに、恋人には若い女性との浮気が発覚。
家族のために生きてきた瞳子の心は、知らず知らずのうちに疲れ切っていた。
だからこそ、祐二の優しさに心を揺らされてしまった。
年上の自分を重荷に感じてほしくない。
そう思った瞳子は、これを一夜限りの関係にしようとする。
しかし──祐二は、そんな瞳子の提案をきっぱりと拒絶した。
「僕は、瞳子さんとの一夜で終わらせるつもりはありません」
そこから始まったのは、祐二による結婚への猛攻だった。
一途すぎる愛情。
逃げ道を塞ぐような甘い囲い込み。
その執着愛に戸惑う瞳子。
「彼はなぜ、私のトリコになったの?」
そして、何もかも完璧に見える彼には、誰にも知られていない過去があった。その答えは、八年前。富士山の山頂で交わした、たった一度の出会いに隠されていた──(人物紹介) 牧野 瞳子 29歳▷一菱証券の社員。大学年の時に両親を事故で亡くす。弟の母親代わりとなり世話をしてきた。 朝倉 祐二 23歳▷一菱証券のルーキー。本人の希望で瞳子の部下として配属されている。瞳子を一途に愛す。