絵晒し

優しさに嘘はなかった

主人公は、誰にでも穏やかで優しいマナトに想いを寄せている。
距離は近いのに、特別な言葉はなく、関係の名前も与えられないまま。
傷つくのを恐れた主人公は、まっすぐに好意を向けてくれる別の存在を選ぶ。
離れて初めて、マナトは失ったものの大きさに気づく。
優しさは本物だった。
けれど、それだけでは届かない想いが、静かに残っていた。

罪と呼ぶには淡すぎて

彼の優しさに救われたはずなのに、距離は少しずつ崩れていく。
忙しいと言いながら、必要な夜だけ届く短い連絡。
恋でも友情でもない曖昧な関係に、離れたいのに離れられない。
罪と呼ぶには淡すぎるけれど、確かに普通じゃない。
ふたりは静かに、でも確実に堕ちていく——。