好きな娘の生き霊とヘタレ不良の俺
学校一の不良である北極氷河は、喧嘩に明け暮れる日々を送っていた。
しかし、それは仮の姿。実は氷河は、あらゆる怖い物が苦手なヘタレだった。
恐怖に抗うために無我夢中で抵抗していた氷河は、自然と強くなってしまったのだ。
そして、学校一強くなった氷河は、不良に狙われ続ける理不尽な日々を送っていた。
そんなある時、彼の日常は一変する。
氷河が片想いしていた女子生徒の生瀬涼子。彼女の生き霊が、彼の元へとやって来たのだ。
生瀬涼子は氷河のヘタレな本性は知らず、ワイルドでたくましい男だと勘違いしていた。
そして、生き霊を飛ばすほどに、大きな恋心を抱いてしまっていたのだった。
怖い物が苦手な氷河は、生き霊というオカルト的存在と交流することになってしまう。
その後氷河は、ヘタレな本性を隠しながら、生瀬涼子の本体との恋を成就させようと奔走する日々を送る。
しかし、氷河を狙う謎の存在の謀略により、ついに生き霊に氷河の本性はバレてしまう。
これは、北極氷河が、生瀬涼子との恋を成就させるために恐怖を乗り越える物語。