――『最後の一人になるまで。』
「毎年、結成日には12人で集まろう」
何年経っても、12人で笑い合っていた。
けれど歳月には逆らえず、一人、また一人と仲間がいなくなっていく。
それでも、集まる場所には必ず12脚の椅子が並べられた。
そして何十年後――。
その場所を訪れたのは、年老いたjppただ一人。
誰もいない11脚の椅子を前に、jppは偶然、昔の12人が残した一本の動画を見つける。
そこに残されていたのは――
「最後の一人」へ向けた、11人からのメッセージだった。
何十年離れても、もう会えなくても。
からぴちは、最後まで12人。
12人の友情と約束を描いた、涙の読み切り物語。