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恋愛・ロマンス

恋じゃないふりをして

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双葉ひよりは、目立たず平穏な高校生活を送りたい高校一年生。  愛嬌があって人気者の双子の妹・あかりと比べられ続け、欲しいものはどうせ手に入らないと、何かを期待することを諦めていた。 そんなひよりが入学早々、学校一の人気者・鵜野森隼人から突然告白される。  イケメンで、誰にでも優しく、いつも爽やかな笑顔。女子たちから〝王子〟と呼ばれる彼が、どうして私を? 「どうせドッキリか罰ゲームでしょ」 ところが、ひよりが告白を一蹴した途端、隼人の王子スマイルが消えた。 「やっぱおまえにして正解。俺の彼女のふり、してほしい」 爽やか王子の正体は、毒舌で面倒くさがりで、ちょっと意地悪。  ある理由から「自分を絶対に好きにならない彼女」が欲しいという隼人に、ひよりはある条件を突きつける。 「じゃあ、民俗学研究部の部員になって」 廃部になってしまった、大好きな民俗学研究部を復活させたい。  その願いを隼人が受け入れ、二人の偽恋人生活が始まった。  だけど、一緒に過ごすうちに見えてきたのは、噂とも〝王子〟とも違う隼人の素顔。  隼人もまた、〝地味でひとりが好きな変わった子〟と思われているひよりの、本当の姿を知っていく。 「俺のこと、好きにならないで」  そう約束したはずなのに。  恋人のふりをするほど、知らなかった君が見えてくる――。  これは、恋じゃない。……まだ。
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