私はだあれ。
人は、いくつの自分を持っているのだろう。
恋人の前の私。
友達の前の私。
仕事をしている私。
誰にも見せない私。
そして、自分ですら知らない私。
22歳の荻窪麗華は、恋愛や仕事、人との出会いと別れを繰り返しながら、「自分とは何者なのか」を探していく。
誰が正しくて、誰が間違っているのか。
誰が傷つけて、誰が傷つけられたのか。
それさえ、見る場所が変われば違って見えるのかもしれない。
人を愛することの幸福も、醜さも、矛盾も。
荻窪麗華とは、いったい誰なのか。
『私はだあれ。』
これは、彼女が「私」を探す物語。