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日常を返して外伝 第2話

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日常を返して外伝 第2話

1 - 日常を返して外伝 第2話

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2019年06月12日

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マリアに渡された、その瓶の中にはタコとクラゲが合わさったような奇妙で小さな生物をじっと見つめる

マリア

おお...これは...研究の結果が楽しみねぇ...

部下

マリアさん、一旦この生物をお預かりします

部下

研究の方は僕達にお任せを!

マリア

ええ、本当は研究したかったけど忙しいから貴方達に任せるわ

その後、部下達の研究は開始し、1ヶ月後には生物の詳細がファイルに記されていた

説明すると、1 この生物が寄生する種類は「カバ」「ライオン」「ネズミ」「カブトムシ」「クワガタ」「ホオジロザメ」「ラッコ」「シャチ」

そして「人間」

これらの種類に寄生型の生物「ベルベウス」に寄生されるとその体内の物質により、体が怪物になってしまう

何故怪物になるのかはまだ研究中だが、古代からここまで生き残ったのは生物に寄生し続けたからであるのは事実である

そして、ベルベウスの発見と研究から1年たった時のある日...

マリア

(そういえば...研究の方はどうなってるのかしら?)

マリアは立ち上がり、研究室の方へと歩いて行く

そして、たどり着いた時

マリア

ねぇ?研究の方はどうなって...

研究室に入ろうとした瞬間、床に血痕が付いているのが確認できる

マリア

...こ、これは...!?

マリアは恐る恐るドアを開く

するとそこには、部下達が倒れ、全体に血が広がって付いているのが分かる

マリア

な、何よ...これは!?

部下

う...う...

倒れている部下達の中に一人、微かに生きている研究員がいた

マリア

大丈夫!?これは...一体何が...!!

部下

...な、何者かがカプセルの中に入っている「ベルベウス」を...盗...んだんです...

部下

僕達はその者に撃たれ...みんな...

マリア

今、手当てしてあげるから!

部下

もう...無理です...僕も...

その部下は、その言葉を最後に...動くことはなかった

マリア

そん...な...

マリアが今、居るのは、さっきまでは生きていたモノがただの屍と化した、血まみれの空間だった

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