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〜ユキ(真冬) side〜
ユキ
ソラ
ユキ
ソラ
ボクのカラコンに映った画面に、 ソラが文を書いていくのが見える
彩莉
ソラ
ソラ
ソラ
ソラ
彩莉
彩莉
彩莉
〜彩莉 side〜
彩莉
何かが起きているとは思ったけど、 まさかそんなことだとは思わなかった
彩莉
彩莉
それにさっき、 真冬と坂田君の姿も見てる
つまり、爆弾の大まかな位置は……
彩莉
〜ユキ(真冬) side〜
ユキ
ソラ
じゃあ、動くのは2分後……
渉
渉
たしかに、ボクと優、それにあの時 見た浦田先輩の身体能力なら、 30秒もあれば余裕だ
ソラ
優
ユキ
ソラ
渉
ソラ
〜彩莉 side〜
「もうすぐ動き出す」と会長から メッセージが来た
彩莉
真冬達が見えたら、爆弾があるで あろうこの周辺から、人を逃す
私も危険に晒されてるのは分かってる し、一歩間違えたら死ぬかもしれない
彩莉
さっき真冬達を見かけた通路を、 注意深く見る
きっと、真冬が来るならあそこだ
彩莉
彩莉
〜ユキ(真冬) side〜
爆発の5分前まで、あと10秒を切った
ソラ
ソラ
ユキ
ソラの合図と共に、まずはボクだけで 物陰から飛び出した
目立つように、足音を響かせて、 派手に物音も立てる
それから少しして、後ろから探偵組が 追いかけてきた
渉
優
二人も、わざと大きい声でボクらの 名前を呼んで、目立たせてる
人A
人B
渉
優
そう声かけをしながら、 変わらずボクを追いかけてくる
人は……
ユキ
ちらりと横目で客席を見ると、 少しずつだけど、人が爆発の範囲外に 動いていくのが見えた
ユキ
ソラ
優
ソラの指示を聞くと、人がいなく なった客席を通って、ボクの前に 立ちはだかった優
すぐに後ろを振り向くと、 そこには浦田先輩が
さっとボクらの位置を確認すると、 しっかり爆弾と爆弾の間にいた
このまま、ギリギリまで 時間稼ぎをする
渉
優
ユキ
この場には、ピンと張り詰めた 空気が流れている
だから、探偵も安易に近づけない状況
ユキ
ソラ
彩莉
ソラの現状確認を聞いていると、 突然彩莉の声が聞こえた
ユキ
驚いてその方を振り返ると、 こちらに向かってきている男の人を、 彼女が追いかけている
彩莉
彩莉が必死に呼びかけても、 男の人に止まる気配が全くない
優
躊躇なく進んできて、とうとう優の 近くまで来てしまった
彩莉
そう言いながら、どうにか止めようと した彩莉が、男の人にしがみついた
それなのに、全く進むスピードが 変わらない
それに……
ユキ
嫌な予感がして、冷や汗が背中を伝う
彩莉
男
彩莉
突然そう言ったと思ったら、 軽々と彩莉を引き剥がした
彩莉
そして男の手には、いつの間にか 拳銃が握られている
ユキ
ユキ
ユキ
ユキ
小声でソラに話しかけたけど、 全く反応が返ってこない
そういえば、さっきから 全く声が聞こえなかった
まさか、ソラにも何か あったんじゃ……!?
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ