稚冬
「なぁ元気?調子はどうだい?」
稚冬
「あぁもうねそういうの辞めたんだ」
稚冬
「うん、なんかもう回復の見込みは無いそうなんだ」
何も聞かないでくれ
稚冬
後悔値踏み談笑会
稚冬
介護悦共有もサレンダーだ
稚冬
はい、そうです正真正銘僕のせいだった
よくある話
単純明快をモノにしたくて
斯くあるべきという理想を殺して
もう散々だって逃げる勇気もない
稚冬
はやく
もっと
堕ちて
「生きてたいよ」 不適切な言葉
稚冬
毎夜喉を塞ぐ透明の概要
稚冬
肺を蝕む実在も
稚冬
理不尽も孤独も恨まなくていい...
稚冬
それら全て意味は無いんだ
僕らは生きるしかないんだ
澪(モブ)
「おいお前そっちはどうだい?」
澪(モブ)
「ああまだそんなことやってんだ」
澪(モブ)
「そういうあ付き合ってたことはどうなったんだ?」
稚冬
「...もう」
澪(モブ)
「え、あ、何も言わないでくれ...」
将来妬み敗北感
ワイヤレス首も吊れないな
稚冬
「はい、恐悦大変身に染みるお話でした」
「満たされたかい?」
稚冬
真っ黒く濁って割れた心を
稚冬
アルコールで消毒して眠る
稚冬
もう暗澹たる大河の水になって
稚冬
もっともっともっと
もっと堕ちて
「生きてたいよ」
稚冬
毎夜喉を掴む空気も未来も
稚冬
内蔵を語る肉塊も
稚冬
幸せも宇宙身疑わなくていい
稚冬
それら全て変わらないんだ
僕らは知らなくていいんだ
稚冬
「知りたくなかったから...」
稚冬
「生きてたいよ」
稚冬
なんでか分からないけど
稚冬
「生きてたいよ」
稚冬
DNAという聖書
稚冬
本能も恐怖も恨まなくていい
どうせ何も変わらないんだ
「生きてたいよ」
稚冬
なんの希望もないけど
「生きてたいよ」
稚冬
本能は赤く脈打つの
「生きてたいよ」
稚冬
「生きてたくないよッ....ᐟ」
稚冬
本当に残念だけど...
僕らは生きるしかないんだ
稚冬
「騙してごめんよ...」
稚冬
「言えなくてごめんよ...」
稚冬
そして本当に悲しいけれど
苦しみだけが絆なんだ
稚冬
「兎李さん、夜雀さん、ごめんなさい...」
稚冬
「助けられなくてごめんなさい...」
おまけ