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時刻は20時30分
波乱の一夜が始まった
私はうつむく少女…… 中村雨音を気にした
中村雨音
新城綾香
橘真衣
新城綾香
中村雨音
中村雨音は尚深く 項垂れてしまった
さて この状況を打開するには
一体どうすればいいだろうか
野嶋隆
新城綾香
新城綾香
野嶋隆
仲間……
この中に犯人がいる しかし それゆえに連帯感は強まる
その連帯感こそが 中村雨音に対するヘイトになってしまうのか
だとしても
中村雨音
私はこの少女を追及できない
それに橘真衣
橘真衣
彼女にも厳しい意見などできはしない
野嶋隆
神崎隼也
野嶋隆
野嶋隆
新海拓馬
新海拓馬
野嶋隆
新海拓馬
野嶋隆
新海拓馬
野嶋隆
新海拓馬
野嶋隆
野嶋隆
新海拓馬
精一杯のフォローであった
中々に苦しいフォローであるが これで中村雨音、橘真衣に対する ヘイトは緩和したのではないか
そう思った矢先のことであった
神崎隼也
野嶋隆
意外な人物からの反論だ
神崎隼也
神崎隼也
俺たちは…… と、神崎は一瞬ためて
震える声で訴えた
神崎隼也
野嶋隆
新海拓馬
神崎隼也
神崎隼也
神崎隼也
中村雨音
神崎隼也
咆哮が空気を伝う
びりびりと肌に突き刺さる
神崎は真剣な眼差しで 中村を見据えた
神崎隼也
神崎隼也
そう言うと 神崎は中村の隣に座している人物の方を向き
衝撃的な一言を投げた
神崎隼也
橘真衣
中村雨音
野嶋隆
新海拓馬
新海拓馬
新海拓馬
神崎隼也
神崎隼也
新城綾香
こんなものを見つけたの
そう言って彼女が差し出したもの
それは……
新海拓馬
新城綾香
中村雨音
和室で殺害されていた50代の男女と
無表情で写る橘真衣の姿
そう それは一枚の写真であった
新城綾香
中村雨音
橘真衣
中村雨音
橘真衣
中村雨音
橘真衣
橘真衣は語り出した
あの2人は橘真と橘理恵という夫婦 そして自身の父母であること
ささいな苛立ちから あの2人をナイフで刺殺したこと
つまり 自身がこの事件の犯人であること
橘真衣
中村雨音
野嶋隆
橘真衣
神崎隼也
橘真衣
神崎隼也
新城綾香
橘真衣
新海拓馬
新海拓馬
野嶋隆
本当にそうなのか
神崎隼也
いや、何かが……
新海拓馬
違う。足りない
中村雨音
私は何かを
新城綾香
頭の中を巡る言葉
前提? 矛盾? 症候群? 記憶? 心理? 目的? 犯人? ナイフ? 献花? 橘真衣?
橘真衣?
橘真衣
救い
救い……?
もしかすると
もしかすると!!
ワスレロ スベテ
私の頭の中に声が侵入した
スベテヲ ナニモカモ
ハンニンハ タチバナマイ
ハンニンハ タチバナマイ!!
そこで、私の視界は暗転した
……ああ
私は生きているのか
死んでいるのか
もうわからない
どちらでもいい、と思う
暗い私の部屋で ただそんなことを思った
そう 関係ないのだ
私はXなのだから
私が犯人なのだから
天井を見上げていると
わずかに扉が開いた
光がさしこんできたからわかった
誰かが来たのだ でも、誰だろうか
私は鍵をかけたはず……
あれ?鍵を、鍵をかけたはず
鍵……鍵を握っているのは
私は飛び起きた
しかし、そこには既にナイフを持った黒い人間がいた
黒い人間は ナイフを振り上げ
私の胸に突き刺した
痛い 熱い 痛い 苦しい
意外にも出血は多くない
ナイフの柄まで刺さっているからか
ああ 意識が遠のいてゆく
何でだろう 何で何だろう
黒い人間は一言だけ残した
オマエラガ ワルインダ
そこで橘真衣は絶命した