渡辺翔太
宮舘涼太
歩けるようにはなったが、まだしっかりと足に力が入らない俺は、手を引かれながら涼太の部屋に入る
涼太はスマートにそのままソファに俺を座らせた
宮舘涼太
渡辺翔太
声を出そうとするけど、相変わらず空気が震えるだけ
宮舘涼太
渡辺翔太
仕方なく頷いて、ソファに座ったまま服に手をかける
宮舘涼太
渡辺翔太
宮舘涼太
そう言ってリビングを出ていく涼太の背中を見送り小さくため息をついた
昨夜、阿部とラウールが無事だったのは良かったけど……自分がこうなったせいで結局メンバーに迷惑をかけることになってしまった……
もし……
もしも、今夜……俺たちと一緒にいるせいで、涼太や佐久間、ふっかに照まであの場所に巻き込んでしまうことになったら………
長らく共にしてきた4人の殺される姿を想像してしまって、全身から血が引いていくような感覚がした
翔太に着せる部屋着を選んでリビングに戻ると、翔太は服を着たままスマホをいじっていた
宮舘涼太
着替えるために服に手をかけていたはずなのに全く乱れてない姿を不思議に思い声をかける
翔太はチラリと視線をこちらに向けて、操作していたスマホを見せた
渡辺翔太
宮舘涼太
翔太はすぐにスマホをポケットにしまうと、立ち上がりリビングを出て行こうとした
宮舘涼太
突然の事に反応が遅れたが、足の痛みと熱で歩行が不安定な翔太が転びそうになり、慌てて抱き止める
宮舘涼太
渡辺翔太
翔太はどこか泣きそうな顔を一瞬見せて俯くと、俺の手を解こうと掴んできた
宮舘涼太
渡辺翔太
宮舘涼太
俯いてた顔を上げた翔太の潤んだ瞳からは不安と恐怖……それと心配するような……そんな感情が見える
心配……?
何を……?
“みんなを巻き込みたくなかったんだ”
阿部の言葉を思い出す
宮舘涼太
渡辺翔太
宮舘涼太
渡辺翔太
俺の言葉に翔太は更に泣きそうな顔になり首を振る
宮舘涼太
渡辺翔太
ニッと笑うと翔太も小さく笑った
その身体を抱きしめて頭を撫でる
宮舘涼太
渡辺翔太
宮舘涼太
肩口から小さな小さな声が
渡辺翔太
“その時は、2人でラウたち守る”
呼吸の音に乗せ聞こえた微かな声
宮舘涼太
渡辺翔太
熱い身体をギュッと抱きしめていると、突然フッと翔太の力が抜ける
慌てて支えて顔を覗き込むと、寝息を立てて眠っていた
きっとずっと緊張していたのだろう
少しでも安心できたのなら良かった……
そう思いながらそっとその身体を抱き上げベッドへと運んだ
翔太をベッドに寝かせてリビングに戻るとスマホに着信が
宮舘涼太
阿部亮平
宮舘涼太
阿部亮平
宮舘涼太
阿部亮平
宮舘涼太
阿部亮平
宮舘涼太
阿部亮平
宮舘涼太
阿部亮平
宮舘涼太
阿部亮平
宮舘涼太
阿部亮平
宮舘涼太
阿部亮平
宮舘涼太
阿部亮平
宮舘涼太
阿部亮平
宮舘涼太
仕事の合間にかけてきたのだろう
奥で阿部を呼ぶ声が聞こえて、通話は切れた
コメント
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いつか、狂愛監禁系書いてね💙