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父はいつも傲慢だ。

奈々子!!キムチ取ってくれ!!

奈々子

はいどうぞ。

ありが…って違ーう!!
もう一つの方だよ!!

奈々子

ええ…

とか無茶なこと言ってくるし

あっ!!

パリーン!!

奈々子

お母さん!!

大丈夫!?

新聞紙持ってくる!!

余計なことするな!!

お皿を割った罰として一人で片付けさせろ!!

奈々子

そんな言い方ないじゃん!!

うるさい!!お前は明日一日勉強の刑だ!!

とか。 こんなことがあるので 家族のストレスがどんどん溜まる。

だがある日のこと。

…………

父が何やら部屋で何か言っている。

奈々子

(何言ってんだろ…)

どうして俺は家族に優しくできないんだろうか
どうして俺は傲慢な態度をとってしまうんだろうか

私はとてもビックリした。

これを皆に伝えたのだが 皆信じなかった。

仕方ないので私一人で 頑張ることにする。

父の日が近いので近くの花屋で 花を買うことにした。

何にしようか悩んでいると 珍しいカーネーションを見つけた。

なので私はそれを買い ラッピングしてもらった。

それと手紙を書き 私はプレゼントを完成させた。

そしていよいよ父の日が来た。

父が帰ってきた瞬間に私は 素早く駆け込み花を差し出し こう言った。

奈々子

お父さん、いつもお疲れ様!!

!?

!?

!?

奈々子

手紙も書いてきたので読みます。

奈々子

お父さんへ。

奈々子

お父さん。いつもお仕事お疲れ様です。

奈々子

お父さんは仕事の疲れで家族に当たっています。

奈々子

私はそれが嫌でした。
ですがある日私はお父さんの独り言を偶然聞きました。

奈々子

お父さんなりに家族へ優しさを注ぎたかったことを理解できなくてごめんなさい。

奈々子

なので今度からは私たちが率先してお父さんに優しくします。

奈々子

私達がお父さんを導くのでお父さんも仕事など頑張ってください。

私が手紙を読み終わったあと父は私に抱きついてこう言った。

ごめんな。
ごめんな奈々子。母さん。皆。
お前達に嫌な思いさせてごめんな。
俺が頑張るからお前らはいつも通り生活してくれ。

その事があってからお父さんは優しく面白いお父さんになった。

今では家族のリーダー的存在になり皆に頼られている私の父は誇りである。

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