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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

第三話!!

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

(あー、柊さん、置いていったけど、大丈夫ですかね………)

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

ドンッ(ぶつかる)

??

あっ、すいません

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

い、いえ!俺の方こそすいませ…………え?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

獅子頭連の……………佐狐、さん?

佐狐 浩太(さこ こうた)

ボウフウリンの…………き、金髪?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

ど……どうして、佐狐さんがここに居るんですか?

佐狐 浩太(さこ こうた)

兎耳山さんと十亀さんを探してたんだが…………見失って、お前は?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

俺は……………えっと、柊さん達から逃げてきました

佐狐 浩太(さこ こうた)

どう言うことだ?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

…………柊さんと梅宮さんの甘っ甘のイチャイチャを見てしまって、それで胸焼けがして…………

佐狐 浩太(さこ こうた)

…………………

佐狐 浩太(さこ こうた)

なあ金髪

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

金髪じゃないです

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

楡井 秋彦です

佐狐 浩太(さこ こうた)

じゃあ、楡井で良いか

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

はい!

佐狐 浩太(さこ こうた)

楡井に柊さん関連で話したいことがあるんだが………良いか?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

……………いいですよ、俺もそっちのことを聞きたかったんです

佐狐 浩太(さこ こうた)

どこで話す?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

あ、俺、ちょうどいいところ知ってるんで、そこで話しませんか?

佐狐 浩太(さこ こうた)

ああ、いいぞ

お互いのことを話すため、ポトスへ

カランカラン

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

ことはさーん、こんにちわー

橘 ことは(たちばな ことは)

おーにれー、こんにちわ………って、見ない顔ね、どなた?

佐狐 浩太(さこ こうた)

あ………獅子頭連の、佐狐 浩太って言います

佐狐 浩太(さこ こうた)

一応高校二年生です

橘 ことは(たちばな ことは)

佐狐さん、で良いですか?

佐狐 浩太(さこ こうた)

はい

橘 ことは(たちばな ことは)

私は橘 ことは、ここの店員よ

橘 ことは(たちばな ことは)

にれとは友達

佐狐 浩太(さこ こうた)

なんて呼んだら良いですか?

橘 ことは(たちばな ことは)

好きに呼んでいいよ

佐狐 浩太(さこ こうた)

じゃあ、橘で

橘 ことは(たちばな ことは)

ちれが獅子頭連の人を連れてくるなんて、珍しいね

橘 ことは(たちばな ことは)

なんかあったの?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

いや…………実はと言うと……………

橘 ことは(たちばな ことは)

なるほど…………そう言うことね

橘 ことは(たちばな ことは)

でもなんで、そこに佐狐さんが関係するの?

佐狐 浩太(さこ こうた)

…………橘、俺は毎回十亀さんの恋愛に巻き込まれてるんだ

橘 ことは(たちばな ことは)

え?

佐狐 浩太(さこ こうた)

俺は獅子頭連で一応実力者としてやっていて、見回りも優先的に言ってる

佐狐 浩太(さこ こうた)

それで十亀さんと同じになることがあるんだが

佐狐 浩太(さこ こうた)

十亀さんは見回りの時毎回毎回、柊さんのこと名前に出してきて、やばいんだ

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

…………俺は柊さんの相談役(?)をやっていて

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

梅宮さんのどろっどろに甘い惚気話を定期的に聞いてるんですよ

佐狐 浩太(さこ こうた)

あぁ…………楡井もか

橘 ことは(たちばな ことは)

………………お前らまじか

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

はい、マジなんですよ

佐狐 浩太(さこ こうた)

そのせいで俺は最近、スイーツ巡りをやってないんだ

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

そうなんですか…………お疲れ様です

橘 ことは(たちばな ことは)

……………私も、梅から柊君の話を聞いてるんだけど、いい?

佐狐 浩太(さこ こうた)

………………

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

………………

佐狐 浩太(さこ こうた)

よし、俺たちのLINEグループを作ろう

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

いいですね、そうしましょう

橘 ことは(たちばな ことは)

そうね

楡井 秋彦

送れてますか?!

橘 ことは

ええ、送れてるわよ

佐狐 浩太

ああ、問題ないぞ

楡井 秋彦

良かったー!

楡井 秋彦

って言うか、佐狐さんのアイコン、可愛らしいですね

橘 ことは

確かに、マカロンとは……………

佐狐 浩太

俺は甘いのが好きなんだ

佐狐 浩太

だから、マカロンも好きだぞ

楡井 秋彦

意外ですね!

橘 ことは

確かに、なんか意外かもしれないわ

佐狐 浩太

そうか?

楡井 秋彦

はい!佐狐さんって、甘いものより、苦いものとかが好きそうだなって思って

橘 ことは

私もにれに同感

佐狐 浩太

それはよく言われるな

楡井 秋彦

………ってか、俺達、今一緒にいるのに、なんでLINEで会話してんすか?

橘 ことは

・・・

佐狐 浩太

・・・

楡井 秋彦

ちょっ、なんか言ってください

佐狐 浩太

そうだったな

橘 ことは

そうだったわね、ごめんねにれ

楡井 秋彦

いや、謝らないで?!

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

ふふっ…………あはははっwww

佐狐 浩太(さこ こうた)

ふふっ…………何やってるんだ、俺たちは………ふふっ

橘 ことは(たちばな ことは)

確かにそうねwwww

佐狐 浩太(さこ こうた)

…………ビクッ

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

え?佐狐さん、どうしたんですか?

佐狐 浩太(さこ こうた)

ガタッ

佐狐 浩太(さこ こうた)

やばい……………

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

え?何が?

佐狐 浩太(さこ こうた)

柊さんが………危ない………

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

え??危ない??

佐狐 浩太(さこ こうた)

……………これは俺の勘だけど、梅宮さんと十亀さんに、犯される直前…………かもしれない

橘 ことは(たちばな ことは)

はぁ?!梅あいつ、何やってんの?!

佐狐 浩太(さこ こうた)

いや、これはただの勘だから、当たっているとは言えない

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

で、でも!柊さんの童貞が!

佐狐 浩太(さこ こうた)

…………よし、風鈴に行こう

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

え?

佐狐 浩太(さこ こうた)

じゃないと、柊さんが危ない

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

ええぇ…………い、行くんすか?

佐狐 浩太(さこ こうた)

ああ、危なかったら俺が食い止める

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

佐狐さんッ!

佐狐 浩太(さこ こうた)

よし、行くか

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

はい!

橘 ことは(たちばな ことは)

私も行っていい?

佐狐 浩太(さこ こうた)

ああ、良いぞ

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

俺は柊さんを助けるんで、ことはさんは梅宮さんを止めてください!

橘 ことは(たちばな ことは)

そんなの、言われなくてもするわよ!

佐狐 浩太(さこ こうた)

よし、じゃあ、行くか

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

はい!

橘 ことは(たちばな ことは)

梅………覚悟しなさいよねぇ……………

風鈴高校前

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

ああああ、怖いぃぃぃぃぃ泣

佐狐 浩太(さこ こうた)

何怖がってんだ、楡井が通ってる高校だろ

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

そうですけどぉぉぉぉぉおぉぉぉ!

橘 ことは(たちばな ことは)

佐狐さん、なんか私、すっごいいやな予感がするんだけど

佐狐 浩太(さこ こうた)

俺も同感だ、橘

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

…………よよよ、よし!行きましょう!

佐狐 浩太(さこ こうた)

ああ

橘 ことは(たちばな ことは)

うん!

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

俺………桜さん達以外と屋上に来るの、初めてなんですけど

佐狐 浩太(さこ こうた)

楡井、この階段が本当に屋上で合ってるのか?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

ああ、合ってますよ!

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

俺、喧嘩は弱いけど、記憶力には自信があるので!

橘 ことは(たちばな ことは)

にれ、登校初日で学校の道全部覚えてたもんね

佐狐 浩太(さこ こうた)

そうなのか?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

はい!

《おい…………やめっ、んむっ

《大丈夫大丈夫、すぐ良くなるから、な?柊♡

《そーだよぉ〜、大丈夫大丈夫

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

・・・

佐狐 浩太(さこ こうた)

・・・

橘 ことは(たちばな ことは)

・・・

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

待ッッッッッッッッッて、これ、本格的に危ないんじゃないですか?

佐狐 浩太(さこ こうた)

………………柊さん、あんな声を出せるんですね…………

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

えちょっ、そこ?

橘 ことは(たちばな ことは)

……………梅、あんたは絶対に許さない

橘 ことは(たちばな ことは)

柊君を同意なく襲うなんて……………

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

…………突撃しますか

橘 ことは(たちばな ことは)

うん

佐狐 浩太(さこ こうた)

ああ

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

スゥッせーの

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

梅宮さん!

佐狐 浩太(さこ こうた)

十亀さん!

橘 ことは(たちばな ことは)

梅!

佐狐&楡井&ことは

柊さん(君)に何やってるんですか!!

柊 登馬(ひいらぎ とうま)

はぁっ………はあっ…………ことはちゃんに………にれい、にさこ…………トロォ(甘い顔)

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

………っ?!

橘 ことは(たちばな ことは)

ちょっ………と梅!柊君に何してんのよ!

佐狐 浩太(さこ こうた)

十亀さん、一体柊さんに何してるんですか?(圧)

十亀 条(とがめ じょう)

あー………これは、そのぉ〜…………

梅宮 一(うめみや はじめ)

こ、ことは?えっと………な…………

橘 ことは(たちばな ことは)

あんたら…………………

橘 ことは(たちばな ことは)

今すぐ柊君に謝りなさーい!

梅宮 一(うめみや はじめ)

はぃぃぃぃぃぃぃい!

十亀 条(とがめ じょう)

すすすす、すいませんでしたぁぁぁぁぁぁ!

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

(ことはさん怖)

佐狐 浩太(さこ こうた)

(橘、怒るとこんなに怖いんだな)

佐狐 浩太(さこ こうた)

じゃあ…………柊さんがどうしてああなっていたのか、説明してもらいますね?

柊 登馬(ひいらぎ とうま)

ふんっ

梅宮 一(うめみや はじめ)

えっと……………柊が可愛くて、暴走しちゃった…………

十亀 条(とがめ じょう)

俺も梅宮と同じ

柊 登馬(ひいらぎ とうま)

だっから…………俺は可愛くねぇつってんだろ!/////////

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

(いや、今の柊さんは俺から見ても可愛いんですけど……)

佐狐 浩太(さこ こうた)

(待って待って、俺の推しが可愛すぎる、いや、師匠か)

橘 ことは(たちばな ことは)

(柊君…………流石に可愛いわ…………)

柊 登馬(ひいらぎ とうま)

もう………梅宮と十亀嫌いだ

梅宮 一(うめみや はじめ)

えぇ?!なんで?!

十亀 条(とがめ じょう)

なんでなの?!

橘 ことは(たちばな ことは)

お前らがあんなことするからだろーが!

橘 ことは(たちばな ことは)

ベシッ(梅宮を叩く)

梅宮 一(うめみや はじめ)

いったぁ?!

佐狐 浩太(さこ こうた)

そうですよ十亀さん

佐狐 浩太(さこ こうた)

ドゴッ(背中を殴る)

十亀 条(とがめ じょう)

ぐ''ぇっ!

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

はぁ………………

柊 登馬(ひいらぎ とうま)

俺はこれから、佐狐と楡井と行動する

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

え?!

佐狐 浩太(さこ こうた)

柊さん………

橘 ことは(たちばな ことは)

そーね、そのほうがいいわ

梅宮 一(うめみや はじめ)

柊ぃぃぃぃ!

十亀 条(とがめ じょう)

柊ぃぃ〜!

柊 登馬(ひいらぎ とうま)

………………謝ったら、許してやってもいい…………けど?

梅宮 一(うめみや はじめ)

本当?!

十亀 条(とがめ じょう)

本当に?!

柊 登馬(ひいらぎ とうま)

コク(頷く)

梅宮 一(うめみや はじめ)

柊、あんなことしてすまなかった!

梅宮 一(うめみや はじめ)

どうか許してください!このとーり!

十亀 条(とがめ じょう)

あんなことしてごめんねぇ、柊ぃ

十亀 条(とがめ じょう)

俺、柊と仲良くなりたくてしちゃってさぁ

十亀 条(とがめ じょう)

けど、あれはやり過ぎだったよ、ごめんねぇ

柊 登馬(ひいらぎ とうま)

…………………べ、べつに、ぃい…………

柊 登馬(ひいらぎ とうま)

プルプル(恥ずかしすぎて震える)

梅宮 一(うめみや はじめ)

・・・

十亀 条(とがめ じょう)

・・・

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

・・・

佐狐 浩太(さこ こうた)

・・・

橘 ことは(たちばな ことは)

・・・

柊 登馬(ひいらぎ とうま)

お、お前ら、急に黙ってどうした?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

…………いや………………ねぇ?

佐狐 浩太(さこ こうた)

うん…………

橘 ことは(たちばな ことは)

そうよね…………

梅宮 一(うめみや はじめ)

………………だな

十亀 条(とがめ じょう)

………………ねぇ〜

柊 登馬(ひいらぎ とうま)

なっ、なんだよ!お前ら!

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

いや…………柊さんって、顔赤くすると、可愛らしいお顔なんだなーって、今知ったところです

柊 登馬(ひいらぎ とうま)

はぁ!?

佐狐 浩太(さこ こうた)

何言ってるんだ楡井

佐狐 浩太(さこ こうた)

柊さんは小学生の頃から可愛いんだぞ

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

え?そうなんですか?

佐狐 浩太(さこ こうた)

ああ、今度俺の家に来てみるか?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

はい!

橘 ことは(たちばな ことは)

あ、ねえねえ、私も見たい、柊君の小学生姿

佐狐 浩太(さこ こうた)

橘もいいぞ

橘 ことは(たちばな ことは)

やった♪

柊 登馬(ひいらぎ とうま)

おいおいおい、何勝手に話進めてるんだ?流石に小学生の頃の写真はダメだぞ?

佐狐 浩太(さこ こうた)

いえ、あの時のとびっきりの写真があるので、それを見せます

柊 登馬(ひいらぎ とうま)

おい!俺の拒否権は?!

佐狐 浩太(さこ こうた)

無し

柊 登馬(ひいらぎ とうま)

佐狐………お前…………

佐狐 浩太(さこ こうた)

楡井、柊さんがお怒りのようだから、さっさとポトスに行くぞ

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

はい!

柊 登馬(ひいらぎ とうま)

おい!楡井!?

橘 ことは(たちばな ことは)

そうね、さっさとポトスに行きましょ

柊 登馬(ひいらぎ とうま)

ことはちゃんまで?!

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

はぁー、柊さん、あんなに可愛かったとは、俺、全く知らなかったですねー

佐狐 浩太(さこ こうた)

知らなかったのか?楡井

佐狐 浩太(さこ こうた)

柊さんはずっと可愛いぞ

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

いや………俺からしたら、柊さんは父親って感じがするんですよ

橘 ことは(たちばな ことは)

んで、梅がお父さんって感じなんだよねー

佐狐 浩太(さこ こうた)

分かる分かる

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

あ、さっき佐狐さんが言ってた写真って、どう言う写真なんですか?

佐狐 浩太(さこ こうた)

ある

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

えっ、今持ってるんですか?

佐狐 浩太(さこ こうた)

ああ、疲れた時、目の保養として使ってる

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

………ガチで柊狂信者なんですね

橘 ことは(たちばな ことは)

どんなの??

色なくてすいません💦

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

え…………かわよ

橘 ことは(たちばな ことは)

待って待って?これ、本当にあの柊君?

橘 ことは(たちばな ことは)

あの梅と十亀さんに愛されてる柊君?

橘 ことは(たちばな ことは)

可愛すぎない??

佐狐 浩太(さこ こうた)

分かるか、柊さんの可愛さが

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

たった今わかりました

橘 ことは(たちばな ことは)

私も

佐狐 浩太(さこ こうた)

よし

カランカラン

桜 遥(さくら はるか)

あー腹減った、ことは、いつもの

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

俺もいつもの

橘 ことは(たちばな ことは)

あ、桜達じゃない!

佐狐 浩太(さこ こうた)

桜?

桜 遥(さくら はるか)

あ?お前、獅子頭連の…………狐?

佐狐 浩太(さこ こうた)

なんで狐なんだよ💢

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

まあまあ佐狐さん、そう怒らないでください

桜 遥(さくら はるか)

さこ?

佐狐 浩太(さこ こうた)

…………あの獅子頭連とボウフウリンの時に柊さんと戦った、佐狐浩太だ

桜 遥(さくら はるか)

…………佐狐で良いか?

佐狐 浩太(さこ こうた)

ああ

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

俺は蘇枋で良いですよーニコニコ

佐狐 浩太(さこ こうた)

………………なあ楡井

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

なんですか?佐狐さん

佐狐 浩太(さこ こうた)

あの蘇枋の笑顔、なんだか怖くないか?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

そうですかね?俺は綺麗な笑顔だなって思いますよ!

佐狐 浩太(さこ こうた)

……………楡井に聞いた俺がバカだった

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

えぇ?!どうしてですか?!

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

ねぇねぇ、にれくん

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

なんですか?蘇枋さん

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

いつの間に佐狐さんと仲良くなったの?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

あ……………え、いつ?

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

うん

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

………………

佐狐 浩太(さこ こうた)

楡井、言っても良いぞ、俺はあの人には内緒にしておくから

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

………………分かりました

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

柊さん関連で仲良くなりました

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

え?柊さん関連?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

はい

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

……………にれくんまさか、柊さんのことがすk

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

ななななな、何言ってるんですか?!蘇枋さん!

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

俺、柊さんの相談という名の惚気話を聞いてたんですよ

桜 遥(さくら はるか)

のろけ?ってなんだ?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

惚気っていうのはですね…………例えば

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

俺と佐狐さんが付き合ったとしましょう

佐狐 浩太(さこ こうた)

は?なんで俺と楡井が?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

良いから良いから

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

それで俺が佐狐さんの話ばっかりするんです

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

今日は佐狐さんがこんなことをした〜とか

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

佐狐さんは世界一カッコいいとか

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

今日、佐狐さんがナンパされてて、なんか嫌だったーとか

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

そういうことを話すんですよ

桜 遥(さくら はるか)

なっ…………ほ、ほとんど、彼氏自慢じゃねぇか、よ……//////

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

それを俺は今まで柊さんから聞いてたんですよ

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

にれくんえらいねナデナデ

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

えへへっ、ありがとうございますニコッ

佐狐 浩太(さこ こうた)

……………

佐狐 浩太(さこ こうた)

おい蘇枋、楡井に引っ付くな

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

………ん?それはどうしてですか?

佐狐 浩太(さこ こうた)

……………なんかムカつくからだ

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

え?佐狐さん?!どうしたんですか?!

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

お、俺、佐狐さんに何かしちゃいましたか?

佐狐 浩太(さこ こうた)

いや、楡井は何もしてない

佐狐 浩太(さこ こうた)

これは俺の問題だ

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

えぇ……………

佐狐 浩太(さこ こうた)

・・・

橘 ことは(たちばな ことは)

はい、オムライスと紅茶よ

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

ありがとうございます、ことはさん

桜 遥(さくら はるか)

橘 ことは(たちばな ことは)

にれもこれ、アイスクリーム

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

え?!良いんですか?!

橘 ことは(たちばな ことは)

えぇ、今日はにれにお世話になったからね

橘 ことは(たちばな ことは)

佐狐さんも、メロンクリームソーダ、どうぞ

佐狐 浩太(さこ こうた)

良いのか?橘

橘 ことは(たちばな ことは)

ええ、良いわよ

佐狐 浩太(さこ こうた)

じゃあ…………

佐狐 浩太(さこ こうた)

カシャッ(スマホで写真を撮る)

佐狐 浩太(さこ こうた)

いただきます

佐狐 浩太(さこ こうた)

パクッチューゴクンッ

佐狐 浩太(さこ こうた)

………うん、すっごく美味しいよ、橘

橘 ことは(たちばな ことは)

本当?!良かったー

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

ことはさんが作るメロンクリームソーダ、すっごく美味しいんですよ!分かりますか?!

佐狐 浩太(さこ こうた)

ああ、アイスがちょうど良い甘さで、ソーダは駄菓子感が少ない、さくらんぼも新鮮で美味しいな

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

ですよねですよね!俺、毎回この時期になったら、ポトスで頼んでるんですよー!

佐狐 浩太(さこ こうた)

そうなのか

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

パクッ

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

んー!このアイス、すっごく美味しいですね!

佐狐 浩太(さこ こうた)

…………楡井、ここ、アイスついてる

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

うぇ?どこです?

佐狐 浩太(さこ こうた)

ここ

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

え?ここ?

佐狐 浩太(さこ こうた)

違う違う、ここだ

佐狐 浩太(さこ こうた)

グイッ(口についたのを拭う)

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

んむっ

佐狐 浩太(さこ こうた)

ほら

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

あ………//////本当ですね

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

あ、すぐに拭くもの出すので、ちょっと待ってくださi

佐狐 浩太(さこ こうた)

ペロッ(手についたのを舐める)

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

えっ………………

佐狐 浩太(さこ こうた)

ん、楡井のアイス、美味しいな

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

え…………ささ、佐狐さん?!

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

ななな、何してるんですか!汚いですよ!

佐狐 浩太(さこ こうた)

ん?何言ってるんだ、汚くないだろ?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

いやいや、俺の口についたものなんて

佐狐 浩太(さこ こうた)

汚くないから安心しろ

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

えー………………

桜 遥(さくら はるか)

……………な、なぁ、蘇枋

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

なに?桜君

桜 遥(さくら はるか)

俺、もうここ出たい

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

分かるよ

橘 ことは(たちばな ことは)

正直に言うと、私も出たいわ

桜 遥(さくら はるか)

…………ことは、オムライス、あ、ありがと

橘 ことは(たちばな ことは)

はいどーも

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

ことはさん、紅茶ありがとうございました

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

美味しかったです

橘 ことは(たちばな ことは)

そう、良かった

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

俺たちはこれで

桜 遥(さくら はるか)

早く行くぞ、蘇枋

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

分かったよ、桜君

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

え?!蘇枋さん達、もう帰っちゃうんですか?!

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

うん、俺達、少し用事があってね

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

そうなんですか…………

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

にれくん、そんなに落ち込まないで

蘇枋 隼飛(すおう はやと)

また明日会えるから、ね?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

うぅ…………分かりました………

桜 遥(さくら はるか)

じゃーな、楡井

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

はい!桜さんに蘇枋さん!また明日!

カランカラン

佐狐 浩太(さこ こうた)

…………楡井は、蘇芳と桜とは同じクラスなのか?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

はい!そうなんですよ〜!

佐狐 浩太(さこ こうた)

………………

佐狐 浩太(さこ こうた)

モヤッ?

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

佐狐さん?どうかしましたか?

佐狐 浩太(さこ こうた)

あ、いや、なんでもない

橘 ことは(たちばな ことは)

…………………

橘 ことは(たちばな ことは)

(佐狐さん、きっとにれに恋したのかな…………あぁ、私の胃が…………)

佐狐 浩太(さこ こうた)

???

佐狐 浩太(さこ こうた)

(なんなんだ?あのモヤモヤは…………)

楡井 秋彦(にれい あきひこ)

(佐狐さん、さっきから難しい顔してるけど………何か悩んでるのかな??)

終わり!!

なんで俺が愛されなきゃいけないんだ!!

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