テラーノベル
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かつて、僕の体は地図の上で引き裂かられた。右をあいつに、左をあいつに。でも、本当に痛かったのは地図じゃない。僕の心だ。
ナチス
背後から耳元で囁く、低く冷たい声。ナチスだ。彼は僕の細い肩を、壊れ物を扱うような手つきで、けれど逃げられない強さで抱きしめる。その手には、僕を縛り付けるための冷たい鎖が握られてた。
ナチス
ナチスの瞳には、狂気にも似た独占欲が宿っている。彼は僕を「守る」という名目で、外の世界から切り離し、自分の支配者に置こうとするドSな支配者だった。
ポーランド
僕が拒絶の言葉を漏らした瞬間、部屋のドアが乱暴に開いた。
ソ連
現れたのは、凍りつくような冷気纏ったソ連だった。彼は迷わず僕の腕を掴み、ナチスから引き剥がすように自分の方へと引き寄せる。
ソ連
ソ連の笑みは、深い愛と、それ以上に深い歪みに満ちていた。彼は僕が嫌がることを知りながら、あえて心を抉るような言葉を投げかけるヤンデレ。
ポーランド
僕の心は、もう限界だった。 地図が真っ二つに破かれたあの日、僕の心も同じように引き裂かれた。 それなのに、どうして? どうして、僕を壊した張本人たちが、こんなにも甘く、残酷な愛を囁くの?
ナチス
ソ連
左右から伸びる手が、僕の頬を撫でる。 視界が涙で滲む中、僕は悟ってしまった。
僕の心は真っ二つに破れて、もうボロボロなのに。この二人にとって、その破片の一つ一つさえも、独り占めしたい宝物のなのだと言うことに――。
ポーランド
僕は諦めと共に、差し出された狂気の中に、ゆっくりと沈んでいった。
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