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今日は僕は先輩の担任の先生に用があった。
先輩のことを色々聞きたかったからだ。
先輩を好きになってから、先輩のクラスを見つけ、担任の先生とよく話していた。
主に先輩のことだった。
先輩は2年生になってから一度も教室には来ていないのだが、何故かその先生は先輩のことをよく知っていた。
だから今は階段を上って2年フロアに行こうとしているところだ。
成瀬春樹
例年なら梅雨の時期だというのに、とても暑い。
階段はエアコンが無いため、余計に暑い。
僕はさっさと階段を上り、2年フロアに向かった。
成瀬春樹
ここが2年フロアである。
女子
1年フロアと構造は変わりなく、全部で3クラスである。
女子
女子
先輩はその中でも1組で―
成瀬春樹
先輩!?いや、でもなんでここに!?
普段は保健室にいるはずじゃ!?
その前に先輩の夏服姿超可愛い!!
先輩のことを視認してから僕の鼓動は速くなった。
めちゃくちゃ嬉しい!!…けど、先輩なにか様子が変じゃないか?
その理由はすぐにわかった。
女子
女子
周りにいる奴ら全員、先輩の陰口を言っている。
本当に腐った奴らだな。
男子
男子
女子
女子
僕はあいつらの声に、言葉にいらついていた。
なんでそんな事先輩が言われなきゃいけないんだよ
先輩がお前らに何をした?
気になって先輩を見てみると、顔が暗くなっていた。
前の校門のときに見た先輩の顔だ。
ここは、先輩を安心させよう。
成瀬春樹
僕は先輩に近づく。
咲野藍
僕が声をかけると先輩は顔をこっちに向けた。
心なしか先輩の顔が明るくなっている。
やっぱかわいい…
成瀬春樹
咲野藍
成瀬春樹
成瀬春樹
成瀬春樹
先輩の用事が一番大事だ。
咲野藍
咲野藍
成瀬春樹
はぁ…ほんとかわいい
女子
女子
周りの声がまた大きくなってた。
先輩を心配して見てみると
成瀬春樹
顔色が明らかにさっきより良くなっている。
成瀬春樹
咲野藍
よく見てみると、先輩は手に手紙らしきものを握っている。
なるほど…それを担任の先生に渡したかったのか…
成瀬春樹
咲野藍
成瀬春樹
それじゃあ、先生を呼ばないと。
成瀬春樹
成瀬春樹
先生を呼んでいるときに気がついた。
あれ?僕と先輩両方とも同じ目的で来てるじゃん!!
運命だぁーー!!
氷室健人
成瀬春樹
この人が先輩の担任の先生だ。
関西弁はエセであり、関西は出身でもなんでもないそうだ。
以前、なぜそれで話しているのかと聞いたところ
「だってこっちのほうが生徒と距離詰めれるからやろ」と言っていた。
確かにこの人の評判はいいものしか聞かない。
そういう人が先輩の担任だったら安心だ。
氷室健人
咲野藍
氷室健人
僕は「久しぶり」という単語に耳を傾けた。
先輩は教室に行っていないのに…
前に会ったことがあるのか?
咲野藍
先輩が手に持っていた手紙を渡す。
氷室健人
成瀬春樹
僕は我慢ならず聞いてしまった。
咲野藍
成瀬春樹
僕は頷きつつもどういう形で先輩に絡んでいたのか教えなかったことに対して、不信感を抱いていた。
ふと、時計を見るともうすぐホームルームが始まりそうだった。
成瀬春樹
そう言って駆け足で1年フロアに向かった。
先輩に手を振ったが、返してもらえなかった。
でもそんな先輩でも僕は大好きです。
僕はそんな能天気なことを考えていた。
この後、先輩と先生が大事な話をしているとも知らずに。
成瀬春樹
かれこれ十分先輩のことを校門で待っている。
だけど、全然来ない!!
こんなことは今まではなかった。
成瀬春樹
先輩のお友達さんならなにか知っているかもしれない。
確か…一人は弓道部だったはず…
弓道部はここから近いはずだ。
成瀬春樹
そして僕は弓道場へと向かった。
僕は弓道場を訪ねた。
成瀬春樹
弓道場部長
成瀬春樹
確か…名前は…
成瀬春樹
弓道場部長
弓道場部長
成瀬春樹
弓道場部長
成瀬春樹
僕は言われた通り、そこで待っていた。
弓道場はとても暑く、エアコンが完備されていない。
正直、帰宅部の僕にはきつかった。
小日向芽依
「めっちゃ好きな後輩」て…間違ってはないんだけど!
成瀬春樹
成瀬春樹
小日向芽依
成瀬春樹
小日向芽依
成瀬春樹
意外な返答が返ってきた。
もう下校時刻は過ぎているのに、教室?
成瀬春樹
小日向芽依
「行けばわかる」?どういう意味だ?
小日向芽依
成瀬春樹
とりあえず苦笑いだ
成瀬春樹
小日向芽依
成瀬春樹
小日向芽依
小日向芽依
その質問は2回目だ。
前は先輩に言われた。
成瀬春樹
本当だ。ただそれだけの理由だ。
小日向芽依
お腹を抱えて笑っている。
小日向芽依
小日向芽依
小日向芽依
成瀬春樹
芽依さんはそう言って部活に戻ってしまった。
先輩の教室に行くと、驚くべきことに先輩がいた。
成瀬春樹
肝心な何をしに来たのかがこちら側からだと見えにくかった。
成瀬春樹
咲野藍
咲野藍
先輩、めっちゃ驚いてる
かわいい〜!!
成瀬春樹
咲野藍
机を見ると、テスト範囲表、ノート、教科書が広げられていた。
「行けばわかる」ってこれのことだったのか。
確かに、強がりな先輩がこそこそと努力しているのをぺちゃくちゃと他人に言われるのは嫌だろう。
それにしても、教科書には大量の付箋、範囲表にはマーカーで色んなところが塗られている。
先輩に一目惚れしてから色々な先輩の一面を知った。
もちろん、喧嘩が強いこと、強がりなこと、僕を大好きなこと。
そして、努力家なこと。
先輩は人一倍見えないところで努力しているのだ。
今だって、下校時刻を過ぎているからこの教室はクーラーがかかってなく、とても暑い。
それなのに、我慢して勉強しているのだ。
そんなところにやられちゃうんですよ、先輩。
成瀬春樹
咲野藍
成瀬春樹
成瀬春樹
咲野藍
成瀬春樹
咲野藍
成瀬春樹
咲野藍
この日は、好きな人の意外な一面を見れてとても幸せな1日でした。