祐介
私がまだ学生の頃の話です。
高校を卒業し、
大学に行っていた際、
免許をとって運転が慣れてきた頃、
男女4.5人で集まり心霊スポットに行こうという話になり、
興味本位で行ってしまったことにあとあと後悔しました。
場所は北海道の廃墟病院です。
車で向かっていた際にナビにもでていない山奥の病院で、
昼間でもなかなかたどり着けない病院らしく、
まぁ、たどり着けないよね。
と話しながら向かいました。
過去に行ったことある人をつれて、
その人の記憶を頼りに向かいました。
案の定道に迷って諦めて帰るだろうと
軽い気持ちで向かいましたが、
意外とあっさり向かうことができました。
向かっている最中、近くなるにつれ、
車でかけていたCDでかけていた音楽がぶちっぶちっと
途切れるようになり、
やばいやばいという話になり、
それでも道が山道のため、Uターンができなく
そのまま病院の駐車場に着きました。
その瞬間完全に音楽がとまり、
その瞬間に女の人の気が狂ったような叫び声が聞こえました。
聞こえたのは一瞬で、
すぐに音楽が戻ってきましたが、
運転席と助手席に乗っていた
2人もなにか聞いたらしく、
慌てて山を降りました。
近くのコンビニとめ、ひとまず休憩しよう。
という事になり、
運転席と助手席に座っていた人の話を聞くと、
私と聞いていたものが違う事に気がつきました。
前の2人は後部座席の
ドアしたからすごい勢いでドンドンドンと
扉を叩く音が聞こえたらしく
怖くなり廃墟病院から帰ってきたとの事でした。
その話を聞いて、私の聞こえた声は聞き間違いだと思う事にしました。
その方が気持ちが楽だったので。
しかしコンビニで休憩を終え、
家に帰る際に後部座席に座っていたもう1人の女の子に
こっそり私が聞いた話を伝えると、
その女の子が真っ青になり、
そのこも私と同じ叫び声が聞こえていたとの事でした。
前の2人と後ろの2人で聞こえていたことが違ったのです。
その瞬間とても鳥肌が立ちました。
そして何よりも怖かったのは、
聞き間違いだと思っていたかった事が
本当に聞こえていたんだ。
とわかった事でした。
帰っている最中にだんだん左半身が重くなってきて、
まさかと思いましたが、ついてきているのかと思いましたが、
家に着くまでには体調が治っていたので気にしませんでしたが、
その夜に金縛りにあい、
左横をチラッと見るとはっきりは見えませんでしたが、
真っ黒な髪の長い女の人が立って見下ろしているのに気がつきました。
時間的には少しだったかもしれませんが、
私にはとても長い時間見つめ合っていた気がします。
気がつくと朝になっていて、
寝てたんだな。と思い、朝には夢だったのかなー。
と思うくらいになっていました。
とても汗をかいていたのでシャワーに入ろうと思い、
頭を洗っていた時にふっと左腕を見ると
自分では掴みようのない向きで手形が付いていました。
その瞬間びっくりして夜中の出来事も
実際あったことなんだと確信しました。
その後も窓を開けていないのに、
家の中にある植物が揺れていたり、
友達を呼んで泊まってもお化けを見たなど、
私にはあれきりだった心霊体験も
周りの感じる人は感じているようでした。
そのなん年後には家の都合で引越しをして
今は何事もありませんが、
その出来事にであってからは、
心霊スポットなどには一切近づく事をやめました。