百華
ど、どうも…
店員
あれ?
店員
お客さん、もしかして
店員
ここ来るの初めて?
百華
はい…
中を見渡す
ビデオらしきものが棚に並んでいる
百華
あの…
店員
はい?
店員
なんでしょう?
百華
ここって
百華
レンタルビデオ店ですか?
店員
んー
店員
ちょっと惜しいかなー
百華
なら…
店員
ここはね、
店員
人の記憶を売っているんだ。
百華
…へ?
百華
記憶を売る??
店員
そう。
店員
例えば、病弱な子がいるとする。
百華
はい…
店員
その子は、走ったりすることが出来ない。
店員
だから、
百華
走れる人の記憶を売る…
店員
そう!
店員
察しが早いね。
不思議な話だ。
人の記憶を売るということが想像出来ない
その分、興味もある
百華
あの…
店員
?
百華
何か、スカッと出来る記憶って
百華
ありますか?
ここからだった。
私がおかしくなっていったのは
店員
どんな種類のですか?
百華
なんか、こう…
百華
嫌いな人を倒すとか…
百華
とにかく、スカッとするやつです
店員
じゃあ、プロレスラーとかどう?
店員
スカッとするよー?
百華
じゃあそれで…
店員
¥100000ね
百華
えぇ!?
百華
いくらなんでも高すぎでは…
店員
このまま、ストレスを溜め込みたい?
店員
それとも、100000払って、
店員
スカッとする?
百華
じゃあ…
百華
買います。
こうして私は
"記憶"に溺れていく
作者
続くよ。






