テラーノベル
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アトリエには、 油絵具の匂いがうっすら残っていた
窓から差し込む光は柔らかく、 キャンバスの白を静かに照らしている
フランスはキャンバスの前に立ち 筆を走らせていた
いつもの洒落た服装は影も形もなく くたっとした白いTシャツに色のついたジーンズ
その背中を イギリスはしばらく黙って見ていた
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フランスは集中しているのか こちらに気づく様子がない
筆の音だけが、一定のリズムで続いている
イギリスは一歩、また一歩と近づいた
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返事はない
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三度目で ようやくフランスの手が止まった
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一瞬振り返ったが またすぐに視線を戻した
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フランスは頭を触り 少し落ち着きなく笑った
イギリスはその様子を見て なぜか胸の奥がむず痒くなった
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フランスはまた一瞬振り返るも 再びキャンバスに向き直る
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イギリスは間を置いてから言った
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筆が止まった
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イギリスは少し視線を落とし ぽつりとこぼした
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フランスは数秒沈黙したあと ゆっくり振り返った
そしてイギリスを見て、口角を上げる
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イギリスは一瞬言葉を失ったが 完全に理解した
話してくれないですよね
私と絵、どっちが大切なんですか?
浮気ですか?
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一気に顔が熱くなる
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フランスは筆を置き、イギリスに近づいた
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イギリスは顔を背け、首まで赤くする
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フランスは小さく笑い、 イギリスの肩に軽く額を預けた
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フランスは再びキャンバスの前に戻った
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イギリスは少し迷ってから 椅子に腰を下ろした
筆の音がまた始まる。 今度はさっきよりも穏やかだった
イギリスはそんな背中を見ながら 静かに思った
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そしてその事実にまた少し照れていた
コメント
1件
ふぁッッッッ!!無自覚かまってちゃんとか最高すぎじゃないですか( ´ ཫ ` )b