この気持ちが
全て嘘なら
全てをかっさらってしまいたい
この気持ちが
全て本当なら
わたしは…
わたしを貫こう。
あなた
いつも隅っこにいるわたしに
あなたは、突然話しかけてきた。
もちろん、なにも知らないわたしは
わたし
と答えるだけだった。
本当は、ずっと
話しかけられるのを
待っていたのに…
あなた
突然の誘いも
嫌だったのに
断る理由がなかった。
わたし
これを言うしかなかった。
わたしの全てを知っているの?
どうしてあなたはそんなに
笑うのだろうか?
あなた
そんなこと、ない
わたし
好感度を保つにはお礼を言えと
どこかの本に記してあった。
わたし
あなた
わたしには友達がいない
ひとりで生きる方が
楽だからね。
わたし
あなた
あなた
こういうときは
濡れた方がいいのかな
でも、嘘をつくのは良くないかな
わたし
未来を予知する能力が
わたしにはあるらしい。
それが、普通なんだと思っていた。
あなた
あなた
あなた
わたし
嘘なんかついていない。
未来を予知して、降りそうだったから。
あなた
わたし
わたしはこの帰り道を
あなたと相合傘して帰った。
嘘をつきたくない気持ちと
あなたへの友達としての好意が
度々浮かんできては消えたが
あなたとの相合傘を
嬉しく思う気持ちは
いつまでも残った。
この気持ちが
全て嘘なら
全てをかっさらってしまいたい
この気持ちが
全て本当なら
わたしは…
わたしを「貫き通したい」。
コメント
1件
マジで未来予知あるんですか?