これは本当にあった話
辛くて
悲しくて
切なくて
でも
それ以上に
楽しくて
嬉しくて
幸せだった
これは私の心の中に閉まっていた
秘密の物語
*実物とは異なる名前を使っています
〜5、6年前〜
玲奈
玲奈
家の前で待っていてくれる彼に勢いよく抱きつく
千春
千春
千春
そう言って私の頭を優しく撫でてくれるのは
私のお隣に住んでいる榊 千春くん
千春くんとは小さい頃からいつも一緒で
私のお兄ちゃんみたいな存在だった
玲奈
千春
玲奈
玲奈
私、細川 玲奈は11歳
やっと小学校高学年になりました!
でも
千春くんは中学校1年生
私が1つ学年があがると千春くんも学年があがる
そして当たり前のように登下校も一緒だったのに
帰りは私1人
千春
千春
玲奈
千春
ポン
千春
千春
優しく頭を撫でて、いつもの様に手を繋いで歩き出す
玲奈
玲奈
千春
千春
玲奈
乃亜
乃亜
読んでいた本にしおりを挟みながら私を見るのは
親友の稲本 乃亜
玲奈
玲奈
乃亜
乃亜
乃亜
乃亜のお兄ちゃんは千春くんと同い年で仲がいいみたい
玲奈
玲奈
玲奈
乃亜
乃亜
乃亜
玲奈
千春くんは頭もいいからきっとわかるよね
家に帰ったら千春くんの所に行ってみようかな
ガチャ
玲奈
あの後家に帰ってきて千春くんの部屋の電気が着いたのをみて急いで、千春くんの部屋にやってきた
千春
机から顔を上げて私を見る千春くんはメガネを掛けていて
玲奈
千春
玲奈
自分でもびっくりした
だって千春くんがかっこいいことなんて知ってるし
メガネを掛けているだけでいつもとは変わらないのに
何故か胸がきゅっとした
千春
千春
玲奈
千春くんがトントンって自分の膝を叩いていてそこに座る
玲奈
千春
千春
ふと目に入った時計には7時ど映っていて
玲奈
千春
千春
玲奈
ぷくっと頬を膨らませて千春くんをにらむ
そんな私をみて笑いながらいつもみたいに頭を撫でてくれる
千春
千春
玲奈
千春
玲奈
千春
ぶらこんって言葉を出した瞬間千春くんは飲んでいたお茶を吹き出して
千春
布巾で机の上を拭きながら、すごく驚いた顔で私をみている
玲奈
千春
玲奈
玲奈
千春
困ったように頭をかいている千春くん
千春
玲奈
千春
玲奈
千春
玲奈
玲奈
千春
玲奈
千春
玲奈
玲奈
千春
千春
千春くんがすこし怒ってるような気がするのはなんでだろう
玲奈
千春
千春
千春
玲奈
玲奈
そのあとは千春くんのお母さんとお風呂にはいって
部屋で千春くんと遊んで
気づいたら千春くんの膝の上で寝ちゃっていた
実はこの次の日、祐介くんは千春くんに怒られたらしい
でもこの些細な出来事が
今に繋がる第1歩だったのかな
はなもち
はなもち
はなもち
はなもち
はなもち
はなもち
はなもち
はなもち
はなもち
はなもち
はなもち
はなもち
はなもち
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