テラーノベル
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これは数年前の出来事。
この出来事のせいで、俺達の仲は引き裂かれた。
....ある夏の日
ゆあん
突然、路地裏で幼い君を見つけた。
ゆあん
たっつん
...天使みたいな囁き声を出し、君は俺の目を見つめる。
ゆあん
ゆあん
たっつん
君は不安そうな顔をして首を横に振った。
たっつん
たっつん
ゆあん
どうしてだろう。
なにか事情があるのだろうか。
たっつん
ゆあん
たっつん
君は顔を和らげ、俺の方に顔を向けた。
天使のような笑顔で君は俺の腕を引っ張る。
たっつん
ゆあん
たっつん
ゆあん
たっつん
ゆあん
ゆあん
俺は花冠を君の頭の上にそっと乗せてあげた。
たっつん
たっつん
たっつん
ゆあん
たっつん
...綺麗な笑顔だった。
ずっとこの時間が続けば良いなって...思ってたのに。
_数年後_
たっつんが初めて俺の中学に来た日だった。
病院から抜け出して、無理やりここに来たらしい。
ゆあん
ゆあん
たっつん
たっつん
ゆあん
頭の理解が追いつかなくて、たっつんに俺は今の気持ちをぶつけた。
たっつん
たっつん
ゆあん
ゆあん
たっつん
ゆあん
たっつんは驚いた表情を見せ、石みたいに固まった。
たっつん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
俺はたっつんに背を向け歩み出した。
たっつん
たっつん
ゆあん
俺が振り返ると、たっつんの笑顔が無くなっていた。
目に...光が無かった。
あの笑顔は...何処へ消え去ったのだろう。
時が経ち、数年後
俺はもうたっつんと会うことが無くなった。
...でも、その日彼奴は学校に来てたんだ。
何か...あったような笑顔で。
それでたっつんの後を追ったら、お前が居たんだよ。
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
ゆあん
俺が見たたっつんの表情は...俺と居た時より笑ってた。
隣に居る奴も、ずっと笑ってた。
この時、俺は察した。
「俺より、きっと相性がいいんだ」
たっつんの笑顔なんて見たの...久しぶりだな。
ゆあん
...気づいたら、俺は泣いていた。
目から頬に流れ落ち、そのまま床へと滴る。
止めようと思っても止められなかった。
...彼奴の笑顔が...1番...
「嫌いだよ...」
ゆあん
ゆあん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
...実質、俺がたっつんに近づいたからじゃ...
俺が会わなかったら、たっつんはゆあんと仲直り出来たんじゃ、
じゃぱぱ
ゆあん
いきなりゆあんは俺の頬を抓った。
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
ゆあん
ゆあん
そう言いゆあんは走り出した。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
最後に見たゆあんの顔は...泣いていた。
無理やり笑っていた。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
そうして、俺も校舎に走り出した。
たっつん
俺は昔の写真を見つめた。
...俺とゆあんが...笑ってる写真。
花の周りで、花冠を被って、2人で笑ってる写真。
たっつん
あの頃は楽しかったなぁ...。
彼奴が路地裏で俺を見つけたところから...喧嘩をする前まで。
たっつん
たっつん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
「「花冠作ってあげる」」
たっつん
...じゃぱぱとゆあんの声が合わさった。
...もう...
たっつん
たっつん
たっつん
...じゃぱぱを見る度に彼奴を思い出す。
もう...俺の記憶から、
早く忘れさせろよ...、、
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡1000
次回予告
Episode9『あの頃と同じ病室で』
...じゃぱぱ...なんで連れてきたんや...
...、早く仲直りして欲しいから
ゆあんくんの本性...聞いてあげてよ
...久しぶりだな、
少し...語り合おうぜ
友情が少しずつ...
戻っているかもしれない。
コメント
4件
( ゚∀゚):∵グハッ!! チ───(´-ω-`)───ン ゴホンゴホン失礼しました、神作ですねぇ😎 次回予告してくれるところでもう神ですね... 続き楽しみです!待ってます(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク
いつ見ても神作だ✨続き待ってます!
神作…いつもありがとうございます…!