い、今、、、僕が持っていたブレスレットにキスした、、、
え、待って僕がもともとつけてたやつですよ?今はころちゃんのですけど、、、
汗とかかいてないですよね!?
そう思いながら右腕を触る。
、、、どうやら汗はかいてないみたいだった
青猿
黄神
腕に落としていた視線を上げるといつの間にか目の前まで来ていたころちゃんがにやりと話しかける
青猿
黄神
後頭部を手で押さえつけられ身動きが取れない状態になる。
、、、ころちゃんの力は意外に強かった
黄神
青猿
黄神
いつもと違う雰囲気に面食らうが、生徒会長として怖がっていない姿を見せなきゃと声を絞り出す
__もうさとみくんとは恋はしない。
僕も前に進んで、新しい恋を探す。
さとみくんに負けないように
青猿
彼が呟いた言葉。何のことですか、と聞き返すと何でもない、とはぐらかされた
青猿
黄神
青猿
____は??
黄神
グッと後頭部に力が込められる
いや、力込めないでください←
何する気ですか
青猿
黄神
ってそんなことどうでもいいんです。
近づく彼の整った顔を見る。
__心が揺らぎだした、気がした
いや、だめだ。今キスしたら、、、何かが崩れそう、、、
黄神
あと1センチ、と言うところでぴたりと止まる彼
青猿
パッと離れて舌を出すころちゃんに呆然とする
誕生日の日、、、ころちゃんのせいで僕がキス魔になったっていうあの、、、?
顔がまた熱くなるのが感じられる
黄神
そう叫ぶ僕には、ニヤニヤする彼の耳が真っ赤に染まっていることなんて知る由もなかった
青猿
ボソリと呟く言葉にも気づくことがなかったのである。
そんな僕たちの手首では月明かりが反射してお互いのイメージカラーを交換したブレスレットが光り輝いていた