夜朧地方
読者さん
読者さん
トンネルを抜けた先
シトシトと降る雨は
窓を濡らす
読者さん
読者さん
読者さん
先ほどとは真逆の天気に感慨深い
後ろを見てみると遠目にはよく晴れた陽光地方
読者さん
再び視線を前に戻した時だ
一瞬……
輝きて鳴動
まさに豪雷
読者さん
菊花
恵麻
恋
恋
恋
恋の言うとおりだったかもしれない
とっさのことでよくわからなかったが
雷にしては異質な音だった
天音
天音
恵麻
菊花
菊花
恋
天音
読者さん
なんて他愛も無いことを言ったそばから
また一撃……
菊花
菊花
恵麻
天音
恋
読者さん
大きな衝撃とともに揺れる車体
車内の悲鳴
菊花
菊花
恵麻
恋
天音
読者さん
読者さん
雷は怖いものだ
畑に落ちれば生命を育み
人に落ちれば生命を奪う
読者さん
読者さん
遠くを凝らして見ると和風のお城の影が見える
その周りは……城下町だろうか?
恋
天音
恋
恋
恋
恋
天音
天音
天音
天音
読者さん
恵麻
恵麻
読者さん
それを聞いて少し安心した
孤独とは辛いものだ……
それに差し伸べ肩を並べる救いがあるならば
恋
恋
恵麻
天音
菊花
菊花
菊花
読者さん
読者さん
7つの巡る理
それはとても複雑で強い力で結ばれている
それはここに生きる人を見れば自ずとわかる
恵麻
菊花
読者さん
読者さん
天音
天音
菊花
車は進む
長き道程を征く
ヨミィも女神様も
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