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第六話 喫茶店にて
商店街の端にある、喫茶店は、流れる時間が他より少しだけゆっくりだった。
ユイ
ユイが、琥珀色のガラスがはまったドアを不安げに見上げる。
俺
ユイ
俺
ユイ
俺
カラン、と乾いた鈴の音が響く。
店内には、深く焙煎されたコーヒーと、甘いホットケーキの匂いが満ちていた。
ユイ
ユイは、一番奥の窓際の席を選んだ。
俺
ユイ
俺
俺はブレンドコーヒー、ユイは生クリームの乗ったココア。
そして、一枚のホットケーキが運ばれてきた。
俺
ユイ
俺
ナイフを入れると、黄金色の生地からふわっと温かい湯気が立ち上る。
ユイ
俺
ユイ
ユイ
ユイが、ココアのカップを両手で包みながら聞いてきた。
俺
ユイ
俺
ユイ
俺
ユイはホットケーキを小さく口に運び、満足そうに目を細めた。
ユイ
俺
ユイ
俺
ユイ
窓の外では、夕暮れの商店街を人々が行き交っている。
スーツ姿で急ぐ人、重そうに買い物袋を提げた人。ガラス一枚隔てたこちら側だけが、エアポケットのように静かだった。
俺
ユイ
俺
ユイ
俺
ユイ
皿が空になる頃、外はもう完全な夕焼け色に染まっていた。
俺
ユイ
腰を上げると、身体が少し重い。心地よい名残惜しさだった。
ユイ
俺
ユイ
喫茶店のドアを閉めると、背後で鈴の音が、余韻を残すように長く響いた。
コメント
1件
♡100達成ありがとうございます🙇