猫又(主)
続き
猫又(主)
スタート
いつもの場所に少し早めに行くと、もう彼女はいた
グルッペン
…早いな
テラ
ここは私のお気に入りなので
グルッペン
…そうか
起きたときからずっと、頭が痛い
熱があるような、良くわからない痛み
最近 血を飲んでいないからだろうか
テラ
大丈夫ですか?
グルッペン
…おそらくな
テラ
顔色悪いですよ?
グルッペン
最近、血を飲んでいないからな
テラ
いつから?
グルッペン
…1ヶ月以上
テラ
普通の吸血鬼ならやばいですよ、
それ
それ
テラ
私の血、飲みますか?
いや、いい そう言おうとしたが
親切心を無下にしたくないし 何より限界だ
グルッペン
良いのか?
テラ
はい、貴方ですし
テラ
貴方、グルッペンさんは
悪い人じゃない
悪い人じゃない
テラ
それは私が分かってますから
グルッペン
…では、お言葉に甘えて
俺はテラの隣に座り、 彼女の首筋に静かに噛みつく
テラは抵抗もせず、 俺に体を預ける よっぽど信頼されているみたいだ
彼女の鼓動を近くで感じる
俺は血を吸い終えた だが、テラが俺から 離れる気配はない
グルッペン
テラ、どうした?
心配になり、声をかける
テラ
ごめんなさい、すぐ離れますね
テラは俺の手にそう書き 離れる
テラ
少しだけ目眩が、ね
貧血だろうか、本人は大丈夫そうだ
グルッペン
大丈夫か?
テラ
はい
テラ
今日はこの辺で
テラ
では、
グルッペン
じゃあな
テラと別れ、自分の家に帰る
猫又(主)
おわりぃ
猫又(主)
んじゃ
バイルナ❗️
グルッペン
悪いな、短くて