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ブクマ失礼します!
TERRORでこんな感動したの久しぶりです😿💞ブクマ失礼します🙇♀️
ブクマ失礼しますm(_ _)m
❥ご本人様とは一切関係ありません
❥nmmn注意
❥通報やパクリはお控えください🙇🏻♀️
『後悔』
赤
赤
桃
いじっていたスマホを落とし、 目を見開いて俺を見る
桃
そりゃあそうだよね、
昨日まで一緒に寝て たくさん話して
キスもして
行為だってして
桃
赤
赤
桃
君はその一言だけ
止めて欲しかったな、なんて
言えるはずもなくて
君は優しいから、 深くは聞いてこないもんね
桃
赤
君とこの家で過ごせるのも、 もう今日で終わり。
桃
そう言って、俺にこの家の 鍵を渡してきた
たくさんたくさん使った鍵
鍵につけている、お揃いの キーホルダーは外されていた
玄関の扉に手を伸ばした君に、 俺は一言だけ
赤
そう、呟いた
桃
でも、君は何も言わずに 出ていってしまった
広い家にただ一人。
急な孤独感が俺を襲う
赤
ずっとずっと、我慢していた 涙が溢れ出してくる
赤
どれだけ名前を呼んだって
どれだけ叫んだって
どれだけ求めたって
俺の名前を優しく呼んでくれる、 君はもう居ないんだ
本当は、別れたくなんかなかったし
ずっと一緒にいたかったよ
そんな俺の願いは、もう叶わないんだ
_俺はもう、 長くは生きられないのだから。
数ヶ月前のことだった
体調があんまり良くなくて、 自分の身体に違和感を感じた
軽い気持ちで病院に行ってみたら、
「長くても半年」
そう、言われてしまった
桃ちゃんには、 幸せになって欲しいから
俺といても、 君は幸せになれないんだ
置いていく人よりも、置いていかれる人の方が辛いんだって。
悩みに悩みに悩んだ結果、 俺は君と離れることにした
でも、
悲しくて、辛くて、寂しくて
それが悪影響で
俺の体調は悪くなる一方だった
ついに、1人では生活出来なくなり、 入院することになってしまった。
桃ちゃんと別れてから数週間、
俺は病院で過ごしていた
病室の窓からは、 眩しい光が差し込んでいる
ここで一人ぼっちの俺に 唯一元気をくれたのは
<<ガラガラガラ
黄
赤
赤
赤
黄
赤
黄
黄
赤
黄
赤
黄
黄
赤
赤
先程の黄ちゃんの言葉が胸に響く。
確かに、きっと後悔してしまう
最期まで、桃ちゃんと 一緒に過ごしていたかった
そう考えると どうしても、
赤
泣きたくなってしまう
黄
そんな俺を、 黄ちゃんはそっと優しく慰めてくれる
俺が重い病気じゃなければ
こんなに苦しむことには ならなかったのだろうか
手術をしてもどうにもならない、 あと残りの日々を、
近づく死に怯えながら生きていく のだろうか。
それなら、 もう未来は変えられないのなら
せめて、少しでも後悔を減らしたい
赤
赤
赤
黄
赤
黄
黄
赤
黄
赤
優しく俺に笑いかけ、 彼は病室から出ていった
俺はあと、 どのくらい生きられるのだろう
死は、突然 訪れるもの。
そんな "死" が 明日俺の元に来てしまうだなんて、想像もしていなかった。
今日も俺は、 一人ぼっちの病室で彼を待つ。
いつも通り、くだらない話をして いつも通り過ごすだけだと思っていた
・ ・ ・
なんだか、 今日は来るのが遅い気がする
仕事が長引いているのだろうか
まぁ...そんな日もあるよね、
........あれ、
...呼吸がしにくい、
上手く息が出来ない、
少しの変化や不安が、今の俺にとっては大きなものだったのだ。
<<ガラガラガラ
黄
黄
黄
赤
黄
黄
黄
黄ちゃんが呼吸の仕方を教えてくれてるが、不安と焦りからか上手くできない
黄
黄ちゃんの手を握ろうとするが 上手く力が入らない
少し経って、担当医さんと看護師さんが慌てた様子で病室に入ってきた
それから俺は別室に運ばれたが
そのまま、
息を引き取った。
今日は珍しく仕事が長引いてしまい、いつもより急ぎ足で病院に向かっていた
可愛らしい笑顔で僕を迎えてくれる君に早く会いたくて
息を切らしながらも、
「0524」 、そう記された赤のいる 病室を開けた。
だか、そこに居たのは、 いつもの赤ではなく
黄
赤
苦しそうに呼吸をする赤がいた
黄
黄
ものすごく弱々しいが、 手を握り返してくれた
僕は必死に呼吸の仕方を教えて。
それから少し経ち、 赤は別室に運ばれた。
...が、
そのまま、息を引き取ってしまった
白い布が被された、 大切な幼なじみを見つめる
黄
僕があの時、仕事を早く終わらせていればこんな事にはならなかったのだろうか
あの時、なにか 他にしてあげられたら...
...あの時、僕が、僕が.....ッ
どれだけ泣いても
どれだけ悲しんでも
どれだけ過去を恨んでも
どれだけ自分を憎んでも
どれだけ後悔しても
君はもう戻ってこない。
それからは 無気力で、何もやる気がでなくて
何もせずに過ごしていた。
その時、ふとあることを思い出す
「お願いがあるの」
「俺が死んだら、桃ちゃんに渡して 欲しいものがあるの」
今はもういない君の声が、 僕の胸に響く
黄
...ずっとこのままじゃ駄目だ
過去のことはどうにも出来ない
もうそろそろ、僕も進まなくちゃ
そう心に決め、 僕はある人の元へ向かった
2ヶ月程前のことだった。
赤
赤
桃
大好きな彼女から突然、「別れよ」 そう、言われてしまった
桃
昨日まで、一緒に寝て、話して、 キスも行為もしてたじゃん...、
桃
突然のことすぎて、俺は赤に質問攻め
赤
赤
苦しそうな表情をして話す君を見るのが辛くて、深掘りはしなかった
桃
そう、ただ一言だけ呟いて
桃
好きでもない奴と、 一緒に過ごすなんて嫌だろう
そう思い、 今日中に出ていくことにした
赤
この時、君が悲しそうな顔をしたのは気の所為だろうか
桃
そう言って、俺はこの家の鍵を渡した
大好きな人との思い出は 忘れたくないので、お揃いのキーホルダーは外して。
玄関の扉に手を伸ばした時、 君は一言だけ
赤
そう呟いた
桃
俺を幸せにできるのは赤だけなのに
何も言えないまま、俺は家を出た
_君が病気だった なんてことも知らずに。
・ ・ ・
赤と別れてから2ヶ月
寂しさを忘れるために、知らない女と付き合おうとしたが
なんにも可愛くないし、つまらない
声も、身体も、仕草も、髪型も、
全部全部、赤じゃないと駄目なんだ
そんな俺の元に、 ある日1つのインターホン音が鳴った
誰かが来る予定なんてあったか... ?
スマホを見返してみるも、 その様な連絡は入っていなかった
少し疑問に思いつつも、 玄関の扉を開ける
桃
扉の先に立っていたのは
黄
「黄」だった。
黄とは昔からの友達で、俺の恋を 応援してくれた相手であった
黄のおかげで赤と付き合えたと 言っても過言では無い
桃
なんだか暗い雰囲気を感じるつつも、 とりあえず家へ入れた
黄
・ ・ ・
桃
桃
黄
・ ・ ・
桃
黄
桃
黄
俺の問いかけに反応せず、ずっと 下を向き俯く黄。
その真剣な雰囲気に、 なんだか緊張感が高まる
何か話そうとしても言葉が見つからず、しばらく沈黙が流れる
その沈黙を先に破ったのは、 彼の方だった。
黄
「赤」その名前を 聞くだけで胸が痛む。
もうアイツとは別れたんだ。 別れたけど...、
黄
「付き合ってる」、そう言いたいと思ってしまうのはわがままだろうか
桃
黄
桃
黄
桃
黄
桃
桃
突然の一言に耳を疑う
赤は...もう、いない、?
...何...言ってんだよ、
黄
桃
黄
...赤が?俺のことを、?
桃
黄
桃
黄
黄
気付けば視界はぼやけていて、俺の目からは涙が溢れていた
また、黄もつられ泣き。
黄
黄
桃
黄
・ ・ ・
黄が帰って数分。
俺は赤が亡くなったという真実を 未だ受け入れられず、
渡された物を開けないでいた。
桃
今はもう亡き 恋人の名前を呟く。
いつもの可愛らしい返事は、もう 聞くことが出来なくて、
大好きだよ、って抱きしめてあげる ことも出来なくて、
まだまだ、2人でやりたいことも 沢山あったのに、
どうして、あの時気にかけて あげられなかったんだろう、
どうして、病気を持っていることに 気付けなかった、?
っ、どうして、どうして.....ッ
どれだけ悔やんでも出てくるのは 涙と後悔だけで、
自分が何もしてあげられなかったと いう事実に、更に罪悪感が増す
少し手を動かすと、先程 黄に 渡された箱に当たった。
「それ、ちゃんと開けてあげて くださいね」
桃
涙を乱暴に拭って、箱に手を伸ばした
小さなその箱に入っていたのは、
桃
俺と赤の、お揃いのキーホールダー
俺は自分の持っている方と、 そのキーホールダーをくっつける。
赤色と桃色の、 可愛らしいキーホールダー。
赤が、「お揃いだよ」って、嬉しそうに渡してくれたんだっけ。
そして、箱にはもう1つ
桃色の封筒に包まれた手紙が 入っていた。
手紙を開くと、赤の可愛らしい字で、文が綴られていた。
桃くんへ
”こんな形でお別れすることになってしまってごめんなさい。”
”俺は半年前から重い病気を 持っていました。”
”手術は、お金も沢山かかるし、治るかどうかも難しいものでした。”
”俺と居ても、 桃くんは幸せになれない。”
”桃くんには幸せになって ほしいから、”
”俺から別れ話を切り出しました。”
”ただ、本音を言うと、別れたくなんかなくて、ずっと一緒にいたくて、”
”もっと2人で色んなことをして、最期の最期まで、一緒が良かったです。”
”最期まで、迷惑のかかるやつで ごめんなさい。”
”素直に病気のことを話せなくて ごめんなさい。”
”こんな俺なんかと付き合ってくれてありがとう。”
”俺じゃない、他の素敵な人を見つけて、幸せになってください。”
”赤”
桃
桃
桃
桃
床には俺の大粒の涙が溜まっていく
赤の字を見るだけで胸が苦しくなり、手紙をしまおうとした時だった。
箱の底にある板に違和感を感じた
不思議に思い、 その板を取ってみると、
また小さな手紙を見つける
俺はその手紙を開くなり、 またもや涙が止まらなくなる。
そこには、もうひとつの 赤からのメッセージが書いてあった。
”桃ちゃん”
”さすがだね、こっちの方も 気付いたんだ。”
”.......ほんとはね、俺が死んだこと、 桃ちゃんに知らせるつもり 無かったんだ。”
”でも、俺、寂しがり屋だから、 わがままだから、桃ちゃんに 伝えちゃった。”
”ほんと ばかだよね、”
”...あ、後追いして来ちゃダメだよ?”
”俺、頑張って別れたいって 言ったんだから、それ無駄に しないでよね、笑”
”来世では、最期まで、 一緒にいようね。”
”俺の分まで、生きて。 ”
”約束だよ。”
”赤。”
桃
桃
桃
桃
ただただ ひとりぼっちの空間に、
俺の声が響いていく。
桃
...でも、ごめん
ごめん、っ
ごめんな、
...俺、赤がいないと
...幸せになれない。
...それに、これから赤を 長年1人にするなんて
俺には
出来そうにないや、w
気付いたら勝手に足が動いてて、
俺は、赤とのデートで何度も 来たことのある、海岸に来ていた。
桃
桃
赤からのお願い、聞けなくてごめん。
...でも、大丈夫だから。
桃
1人にはさせない。
待っててね
赤。
___。
__桃ちゃん。
桃
...桃ちゃん.....
桃
桃
...桃ちゃ、ッ
桃
...っごめん、
桃
桃
.....っ、、
桃
桃
.....
ぎゅっ
桃
ごめん、こんな身体だから... 抱きしめてあげられなくてごめん
俺もね、桃ちゃんと一緒にいたい
出来ることならそっちに行きたい。
...でもね、駄目なんだ、
桃
...桃ちゃんは、
桃ちゃんには、 まだまだたくさん生きる時間があるの
...俺と一緒には...いられない
桃
...ごめんね...、
.....またね、
桃
桃
俺の分まで
生きて
約束。
桃
桃
桃
桃
...俺...死ねなかったんだな、
なぁ、赤...俺、 これから何の為に生きればいい、?
赤がいない空っぽな世界なんて...俺、要らない。
.....赤のところへ
.....逝きたいよ。
「俺の分まで、生きて」
「約束。」
桃
_ずっと、見守ってるよ。
桃ちゃん。
桃
どこからか、そんな声が聞こえた気がしたのは、気の所為だろうか。
桃
そう、一言呟き、俺は帰るべき場所へと一歩を踏み出した_。
...あ、桃ちゃんいらっしゃい
待ってたよっ!
桃
うん、ばっちり、笑
桃
わっ、ほんとだ! 桃ちゃんありがと!
桃
桃ちゃん、歳とっても 変わらずかっこいいね、笑
桃
大丈夫! お仕事頑張ってるもんね、
桃
知ってるって、笑
桃
桃
桃
桃ちゃんも自慢の彼氏だよっ!
桃
...俺も、
こんなに目の前にいるのに、 触れられない。
桃ちゃんの胸に飛び込んで 行きたいのに、
届くはずなのに、届かない。
桃
あぁ〜もうっ、泣かないの!
桃ちゃん、 来る度に毎回泣いてない?笑
桃
...こうやって、涙を拭ってあげる ことも出来ないんだね、
桃
桃
うんっ、もちろん!
.....残りの人生、 俺の分まで生きてね。
桃
桃
end.
なんか納得しない終わり方w
960タップ以上もかいた(
最後の会話、赤くんの声は桃くんに聞こえてたのでしょうか...?((
青くん出せなくてごめん😿
ぶくまは一言くれると嬉しいな感覚
通報やパクリは お控えください(ˆ꜆ . ̫ . ).