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舞海@不定期更新…
⚠ATTENTION⚠
・枢軸国 ・センシティブ無し ・カプ無し ・なんでも許せる方向け
⚠️戦争賛美、政治的な意図、政治思想、思想的な主張は決してございませんのでご了承ください ⚠️史実とは一切関係ございません ⚠️史実ネタでもございません ⚠️すべて、私の妄想です
では、どうぞ⬇
雨の音が、ずっと窓を叩いていた。
静かな部屋だった。
壁際のランプだけが薄暗く灯っていて、その橙色の光が長い影を床へ落としている。
イタ王はソファの端で膝を抱えながら、ちらりと扉を見た。
イタ王
返事はない。
向かい側に座る日帝は、湯気の立つティーカップへ静かに視線を落としていた。
時計の針だけが、やけに大きく聞こえる。
外は酷い雨だった。
空襲警報は少し前に止んだが、遠くでまだ鈍い音が響いている。
イタ王は落ち着かない様子でソファに沈み込んだ。
イタ王
今度も返事はない。
けれど日帝は、カップを置いて小さく息を吐いた。
その瞬間、扉が開いた。 冷たい風と雨音が一緒に入り込んできた。
ナチだった。
黒いコートは雨で濡れていて、軍帽の影で表情は見えない。
ただ、部屋へ入ってきた瞬間、イタ王の肩からふっと力が抜けた。
イタ王
ナチは何も言わない。
扉を閉め、濡れた手袋を外す。 床へ雨粒が落ちた。
日帝が静かに立ち上がる。
日帝
ナチ
短い返事。 それだけ。
だが日帝は、それ以上何も聞かなかった。
怪我の有無も、 作戦の内容も、 誰を失ったのかも。
聞けば、壊れる時がある。 三人とも、それを知っていた。
ナチはソファへ深く腰を下ろした。
その動作が妙に重い。
イタ王は少し迷ったあと、隣へ寄る。
イタ王
ナチ
イタ王
そう言って、半ば無理やりブランケットを押し付ける。
普段なら鬱陶しそうに振り払うくせに、今日は何も言わなかった。
そのことに、イタ王は少しだけ眉を下げる。
日帝がカップを差し出した。
ナチスは受け取る。 指先が少し震えていた。
直後、雷が鳴った。 部屋の灯りが消える。
暗闇の中、イタ王が小さく息を呑む。
窓の外では雨だけが激しく鳴っていた。
日帝
日帝の落ち着いた声だけが聞こえる。
暗闇の中、カチャ、と音がした。
ランプに火が灯る。 ぼんやりとした光の中に三人の姿が浮かび上がった。
ナチスは俯いたままだった。
横顔から見える表情は、ひどく疲れている。
イタ王は視線を逸らした。
見てはいけない気がした。
でも放っておくのも怖かった。
だから、少しだけ袖を掴む。 子供みたいに。
ナチは振り払わなかった。
その代わり、ぽつりと呟く。
ナチ
静かな声だった。 怒りでもなく、 命令でもなく、 ただ擦り切れたみたいな声。
イタ王は何も言えなかった。
日帝だけが静かに目を伏せる。
日帝
それだけだった。
慰めもしない。 大丈夫とも言わない。 けれど、その返事だけで、ナチの張っていたものが少しだけ緩む。
雨音が部屋を満たす。
しばらく、誰も喋らなかった。
やがてイタ王が、小さく笑う。
イタ王
ナチは答えない。 日帝も何も言わない。
ただ、誰も立ち上がらなかった。
夜は長かった。
イタ王は途中で眠ってしまい、ナチの肩にもたれかかっている。
ナチは珍しく、それを退けなかった。
日帝はランプの火を見つめながら、静かに目を閉じている。
誰も眠れていなかった。
朝が近づいている。
いつの間にか雨は止んでいた。 薄い光がカーテンの隙間から差し込む。
ナチがゆっくり立ち上がる。
日帝も後に続く。
イタ王はまだ少し眠そうな顔で二人を見た。
そして、まるで独り言みたいに呟く。
イタ王
返事はなかった。
けれど。
部屋を出る時、三人は同じタイミングで扉へ向かった。
誰一人、 先に行こうとはしなかった。
…THE END
⚠リクエストは締め切りました
枢軸国でした!🇮🇹👑✖︎🇩🇪🇯🇵☀
【報告&謝罪】
更新が止まってしまっている 『春を告げる』、『日帝さんとパラオくん』ですが、 あと少しでリクエストが終わるため、 リクエストが終わってから更新を再開いたします。
2作品の更新を楽しみに待っていただいている方には大変申し訳ない事をしたなと、深く反省しております…🙇♀️
必ず、完結まで終わらせますのでそこはご安心くださいませ……! ※『日帝さんとパラオくん』の方は、短編集なのでネタが思いつく限り、完結する事はないと思われます
当分先ですが、夏休み期間に入ったら沢山投稿したいと思っております。 (課題優先ですが…)
これからも、私にお付き合いいただければ幸いです…🙌✨
では、リクエストありがとうございました!✨
コメント
1件
神様ですか?神様ですね!