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う……眩し……
……あれ、
ここはどこだ？
俺は痛む頭をさすりながら 上体を起こした。
辺りを見渡すが、 見えるのは花と青空しかない。
男
男
「臨死体験」という言葉を 耳にしたことがある。
「夢で、お花畑の中に 死んだおばあちゃんがいて、
こっちへ来るな！ と怒られ、 直後に病床で目が覚めた」
そんな芸能人のエピソードを、 よくテレビなんかで見た。
ああ、なるほど
俺は今、現実世界で 生死を彷徨っているのだろう。
……あれ、 じゃあおかしいな。
男
鮮やかな花に囲まれて
俺の彼女が笑っていた。
生きているお前が、 何故ここにいるんだ？
そう問いかけようとして 思い出した。
俺が刺し殺したのだ。
当時の様子が、 次第に蘇ってくる。
確か夜中、俺は合鍵を使って 彼女の家に忍び込んだ。
部屋へ向かう途中、 アイツの父親と出くわし
まず2回刺して、 怖くなったから更に3回刺した。
そんでアイツの部屋に入って
布団の上から でたらめに刺しまくった。
ひとしきり刺し終えた後、
予め用意していたガソリンを撒き マッチで火をつける。
俺はすぐさま2階から飛び降り
そのまま自転車で逃げた。
手袋は一応してたし、多分 部屋に証拠は残していない。
その後学校は休校になったけど、 俺は普通に過ごしてて……
男
男
男
男
さっきから頭が ズキズキと痛む。
あー、 頭痛が死因か？
うーん……
男
男
男
刑事
医者
医者
刑事
刑事
医者
医者
医者
医者
刑事
刑事
医者
医者
医者
医者
医者
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