橋本涼side
涼
疲れた〜
今日も頑張った
明日からライブが始まるから、もっと頑張らなきゃ
涼
どら焼き食べよ
俺は流星からの差し入れのどら焼きを手に取った
美味しそうだな
次の瞬間、俺はあることに気づいた
涼
あれ?1個減ってる?
俺以外の誰かが食べた?
スタッフは食べるはずないし、、、
HiHiと美少年の誰かだよな、、、
優斗が残せって命令したのに食べてくれたなんて
涼
一体誰が、、、
涼
流星のこと
気にしてるのか、、、?
気にしてるのか、、、?
瑞稀
流星って誰だよ
涼
え!?
いつの間にか、瑞稀が部屋に入っていた
聞かれてた、、、
涼
と、友達だよ!
瑞稀
、、、お前、
何か秘密にしてるだろ
何か秘密にしてるだろ
瑞稀
大吾くんにも優斗にも
話していない重要なこと
話していない重要なこと
やばい、気づかれてる
もしかして、優斗に命令されて俺を問い詰めているのかも、、、
瑞稀
話してくれないなら、
俺が直接雅に聞く
俺が直接雅に聞く
瑞稀
どんなやり方をしてでも、
無理やり聞き出す
無理やり聞き出す
む、無理やり!?
涼
やめろ!
雅に手を出すな!(大声
雅に手を出すな!(大声
瑞稀は驚いた顔をした
瑞稀
はしもっちゃんは、、、
俺の味方じゃないんだな
俺の味方じゃないんだな
瑞稀
ずっと味方だったのに、、、
涼
、、、俺も瑞稀と
ずっと味方でいたかった
ずっと味方でいたかった
涼
でも、瑞稀は間違ってる。
だから味方には、なれない
だから味方には、なれない
瑞稀
、、、そっか、、、
そして、瑞稀は俺の横を通った
その瞬間、匂いがした
この匂いって、、、
涼
瑞稀!!
瑞稀
、、、なんだよ
涼
もしかして、、、
俺は瑞稀の目を見ながら
涼
どら焼き食べた?
瑞稀
え、、、
瑞稀
なんで分かったんだよ、、、
涼
餡子の匂いがしたから、、、
涼
瑞稀、
なんで食べてくれたの?
なんで食べてくれたの?
瑞稀は下を向いた
瑞稀
普通に、
甘いもん好きだから
甘いもん好きだから
涼
優斗に残せって
命令されたのに?
命令されたのに?
瑞稀
、、、
涼
瑞稀、ほんとは雅のこと
気にしてるんじゃないか?
気にしてるんじゃないか?
涼
雅に悲しい思い
させたくなくて
させたくなくて
瑞稀は、、、本当は優しい奴なんだ
後輩思いの、仲間思いの、、、
ずっと一緒にいたから分かる
涼
どうなの、瑞稀?