東城 すばる
さ…さむい…
東城 すばる
もぉ、やだよ…
東京のネオンが光る
雨が降り続け、皆私を見て見ぬふりをする。
だけど、私の目の前には一人の優しそうなおじさんが私に手を差し伸べてくれていた。
東城 すばる
え?
東城 彰
僕達に付いてきて
私はその手をとって車に乗せて貰った。
車の中は暖かくて、中には女性と中学生くらいの女の子と高校生くらいの男の子が居た。
東城 奈津美
お名前は?
東城 すばる
すばる…
東城 奈津美
すばるちゃんか!
東城 すばる
うん
車は東京のネオンの町から抜け出して森の奥深くまで入っていった。
お屋敷に着いて、車から下ろして貰った。
中に入ると女の子が私の手を取った。
東城 七奈美
こっち、来て
東城 すばる
うん
東城 奈津美
はい、すばるちゃん
女性は可愛らしい水玉のマグカップに温かいミルクを入れて私にくれた。
東城 すばる
ありがと…
東城 彰
じゃあ、自己紹介を、
東城 奈津美
あぁ、そうね
東城 奈津美
じゃあ、あなたから
東城 彰
あぁ、
東城 彰
私は東城彰だ
東城 すばる
あきらさん…
東城 彰
お父さんでいいよ
東城 すばる
お父さん?
東城 彰
うん、僕たちは家族になるんだ
東城 すばる
家族…!
東城 奈津美
そう、
東城 奈津美
私は、奈津美よ
東城 すばる
お母さん?
東城 奈津美
えぇ、あなたのお母さん。
東城 奈津美
よろしくね!
東城 すばる
よろしく…!
私はミルクを一口のんだ
東城 すばる
あちっ
東城 すばる
(この事を猫舌って言うんだよね)
東城 七奈美
私は東城七奈美
東城 七奈美
中学2年生
東城 すばる
お姉ちゃんですか?
東城 七奈美
うん、お姉ちゃん
東城 七奈美
よろしく、すばる
東城 碧斗
俺は碧斗
東城 碧斗
お前の兄だ
東城 すばる
お兄ちゃん
東城 彰
というわけでこれからよろしくな!
東城 すばる
うん!