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フレイア

ッ……

クレイ「あら…開けてくれないの?」

クレイ「ならこっちから開けちゃおうかしら?」

フレイア

わかった!今開けるから待って!

クレイ「ふふ…わかったわ〜」

ガチャッ

扉が開いた瞬間

(っ´>ω<))ω<`)ギュッ♡

ヒヤ

フレイア

ッ〜〜!

クレイ

久しぶりねフレイア

クレイ

ふふいい匂い…

冷気が溢れ辺りが凍り始める

パキ…パキッ…

フレイア

クレイ姉…様凍るッ…寒い…ッ

クレイ

あら…ごめんなさいね久しぶりに会って感情が昂っちゃったわ〜

少しだけクレイ姉様が私から離れる

フレイア

うぅ……寒いッ…

ミラ

フレ姉大丈夫?

ラミ

フレ姉寒いなら私が温めてあげる!

ラミ

能力発動!

ラミ

『焔の守』

ラミの周りに赤くキラキラした光が集まる 炎の下級精霊達だ

ラミ

妖精さん!来てくれてありがとう!

ラミ

フレ姉を温めて!

妖精達はラミの話を聞くとすぐ私の元へ集まってきた

フレイア

うぁ…あったまる…

フレイア

妖精さん達ありがとう

私の感謝に反応するように妖精達がキラキラと光る

クレイ

あら…少しは加減をしたつもりなのだけど…

ミラ

クレ姉、もうちょっとフレ姉から離れて…

クレイ

そんな悲しいこと言わないで…ミラ

クレイ

今度はちゃんと加減するから

ミラ

ダメ

クレイ

ミラが冷たくなっちゃったわぁ〜

クレイ

フレイア私を慰めて〜

フレイア

ヒエッ

そう言いながら私に近ずいてくる

また抱きしめられるのか怯えていると

クレイ

フフッ冗談よ

ミラ

( ー̀ н ー́ )

クレイ

可愛いお顔ねぇ〜

フレイア

…クレイお姉様…はどうして戻ってきたのですか?

フレイア

こっちに戻ってくるのは2ヶ月先だと聞いていたのですが…

クレイ

フレイアが大変な目にあったって聞いて帰ってきたのよ

クレイ

妹の一大事帰って来ないのはおかしいでしょ?

フレイア

そう…ですか…

クレイ

あ、あと

クレイお姉様はなにか思い出したようこちらを向き真剣な眼差しを向ける

いつもの優しい眼差しだが少し真剣さが垣間見える

クレイ

2人で話したいことがあってね

ラミ

2人でお話?私も聞きたい!

クレイ

私とフレイアだけの秘密のお話だからダメよ〜

ラミ

え〜

ミラ

ラミ…

クレイ

ふふ、私とフレイアが話してる間私がお土産に買ってきたお菓子食べてていいわよ

ラミ

えっ!いいの!

ラミ

ミラ食べに行こ!

ミラ

…うん

ミラ

…フレイア姉、クレイ姉またね…

クレイ

また後でね〜

フレイア

またね

2人が部屋から出てすぐ

クレイお姉様は優しくも真剣な眼差しを私に向けた

フレイア

クレイお姉様お話とは…?

クレイ

今回の件のことでね?

クレイ

気になることがあったから話したくてね

フレイア

……

……今回のことで気になって話すこと 多分魔獣を倒したことだろう…

今のところ魔獣の郡勢を倒したのは私になっているが…

本当は…中央の塔の魔女のルージュさんがやった事

それをきっとクレイお姉様は気づいてる

フレイア

……

クレイ

その表情だと私が何を言いたいかわかるみたいね

フレイア

はい…

クレイ

……

優しい顔が私を向いている…

クレイ

フレイア…貴方魔女の生徒になりたいみたいね

フレイア

どうしてわかったんですか?

クレイ

あの時助けられてあなたは自分の実力不足を嘆いたのでしょう?

クレイ

だから中央の塔の魔女のルージュさんに先生を頼んだ

クレイ

ちがうかしら?

フレイア

ッ…!

全部読まれた……

さすがクレイお姉様というべきだと思うが私は別のことにおどろいていた…

なんでクレイお姉様がルージュさんの名前を知っているのだろう

私は塔に入ってから名前を知ったのに……

フレイア

クレイお姉様…どうしてルージュさんの名前を…

クレイ

少し前に知り合ってね…

フレイア

……

クレイ

フレイア…魔女の生徒になる覚悟は本当にあるの?

クレイ

魔女の生徒にならなくともここでも強くはなれるわよ?

フレイア

…そうですね…でも私は早く皆を守れる力が欲しい…

フレイア

ここも時間はかかるけどきっと強くなれるのは分かります!

フレイア

でも私は今回の件で無力さを知った

フレイア

今各国で魔獣が活発化して暴れ回っている

フレイア

いつ大切な人達が犠牲になるか分からない

フレイア

だから私は!

フレイア

魔女の生徒になってすぐに皆を守れるようになりたいんです!

私の思いを聞いたクレイお姉様は少し笑って

クレイ

そう…貴方の覚悟はわかったわ…

クレイ

フレイア

フレイア

…はい

クレイ

頑張なさい

クレイ

私もお母様、お父様も応援するわ

フレイア

ありがとうございま…

フレイア

ん!?

フレイア

な、なんで急にお母様、お父様の名前が出てくるんですか!?

クレイ

あら気づかなかったの?

クレイ

お母様もお父様もフレイアがしようとしてることは承知してるわよ?

フレイア

え?え?

フレイア

い、いつから?

クレイ

帰ってきてすぐじゃないかしら?

フレイア

えぇ…

クレイ

ふふそんなことはさておき

クレイ

魔女の塔へ行くのでしょう?

クレイ

ここら辺にいたメイドたちは別の場所に行ってもらったから

フレイア

クレイお姉様ありがとうございます!

クレイ

ふふっいいのよ

クレイ

フレイア行ってらっしゃい

フレイア

はい!行ってきます!

私は急いで中央の魔女の塔へ向かった

フレイアが出て数分後

少し先から聞き慣れた足音

……あの人も帰ってきてたのね

私と同じくお父様とお母様からの呼びですものね

クレイ

久しぶりね

「久しぶりだなァ」

クレイ

フレイアのことを探しきここに来たなら少し遅かったわね

「あ?もう行ったのかよ…久しぶりに帰ってきてやったから可愛がってやろうと思ってたのによ」

「まぁフレイアがいなくてもミラとラミがいるだろうしそっちを可愛がってやるか」

クレイ

貴方の場合可愛がるじゃなくて弄ぶでしょう?

「ははックレイは酷いこと言うなぁ!」

クレイ

酷い?普通だと思うけど

「クレイはいつも勘違いをしているが俺にもちゃんと愛はあるんだからな?」

クレイ

そう…

「相変わらず俺には冷てえな俺にもハグしてもいいんだぜ?」

クレイ

………

クレイ

あらいいの?

クレイ

なら綺麗な氷の銅像にしてあげるわね

クレイ

ルギアお兄様

ルギア

ははッ…冗談キツイな…

ルギア

まぁ…出来るものならやってみろ

その瞬間冷気と静電気のようなものがこの部屋を満たし始める

バチバチッ

パキパキッ

クレイ

………

ルギア

………

睨み合いをしている中…

コンコン…

「失礼致します」

クロエ

ここにいらっしゃりましたかルギア様

ルギア

おっクロエじゃねぇか

クロエ

お久しぶりでございますルギア様

クレイ

シロエも久しぶりね

シロエ

お久しぶりでございますクレイ様

フレイアの部屋に来たのはシロエとクロエ

この城の執事長の2人…

クロエ

……フレイア様はもう行ってしまわれたのですね

クレイ

ええつい先程ね

シロエ

……フレイア様もフローラ様と同じ道を……

ルギア

久しぶりに聞いたなぁその名前

ルギア

そういえばあいつも確か魔女の弟子になったんだよなぁ!

クレイ

……フローラ元気にしてるかしら

クレイ

久しぶりに見に行こうかしらね

ルギア

おっいいな行くか

クレイ

ルギアお兄様は着いてこなくていいですよ?

ルギア

着いていくか行かないかは俺が決めることだろ?

クロエ

……

シロエ

……

相変わらずルギア様とクレイ様は仲があまり宜しくないですね

このままではフレイア様の部屋が静電気と霜だらけになってしまいそうです…

クロエ

…クレイ様、ルギア様お話中失礼しますが

シロエ

国王陛下がお呼びです

クレイ

…そうわかったわ

クレイ

今すぐ行きますわね

ルギア

俺も行くかぁ

城廊下

ルギア

父様から呼び出しなんていつぶりだ?

クレイ

大分前ね…

ルギア

呼び出し理由何かわかってるだろ?

さっきの様子とは違い真剣な声が響く

クレイ

えぇ

今の時期私とルギアお兄様を呼び出す理由なんてひとつしかない

お父様がいる部屋に着く

そしてクロエが扉をノックする

コンコン

クロエ

国王陛下、クレイ様とルギア様をお連れいたしました

扉の向こうからお父様の声 その声はどこから重く緊張した声だった

「そうか…入れ」

「まずはよく帰ってきたな…」

「クレイもルギアも元気で良かった」

ルギア

はい

クレイ

お父様もお元気そうで良かったです

「急に呼び出してしまいすまない」

「呼び出し理由は2人も知っていることだろう」

「最近魔物達が活発化した事について呼び出した」

ルギア

……

「突如魔物が活発化し国や街を襲っているのは知っているな」

クレイ

はい

クレイ

2ヶ月前からですよね

「あぁ」

ルギア

原因などはわかっているのでしょか?

「まだ原因が何かはわかっていないがいくつか目星は着いている」

クレイ

そうなんですね…

ルギア

その目星とは一体なんですか?

「………」

俺が目星の話を聞くと父様は黙ってしまったその顔は何か迷っているような顔だった

「ここから話す先は私達ドラゴン族の王家が代々護り隠してきた話になる…」

「…他言無用にできるか?」

クレイ

もちろんです…

ルギア

はい

ルギア

……あの

「ルギアなんだ?」

ルギア

シロエとクロエもおりますが話してよろしいのでしょうか?

「あぁ大丈夫だ」

「クロエとシロエはこの話を知っている」

シロエ

はい

クロエ

そうですね

ルギア

そうなのですか…

「…少し話が逸れてしまったが仕方ない」

「これから話す話は1000年前の真実の話だ」

中央の塔付近の空

フレイア

ッ…やっぱり普通に近ずこうとするだけじゃダメかッ…

どんなに塔に近ずこうとしても近ずけない…

これがルージュさんが言ってた結界…

フレイア

……このままじゃ

下には塔を囲むように森が拡がっている

……森に何かあるかもしれない

こんなに強力な結界ルージュさん一人でも維持するのは難しいだろう

森に何かしら基礎となる何かがあるかもしれない

そう思い私は森に降り立つことにした

フレイア

フゥ…

降り立ってみてはいいものの…

ただの森……

今の所結界の基礎になりそうなものは無い

フレイア

………

森を焼き払って見つけるのもてだろうけど…私はそんなことしたくないし…

フレイア

どうしよう…このままじゃ…

「そこの赤髪のお嬢さんお困りかい?」

突然森の中からの声で驚く

フレイア

ッ!誰!

「おやおや…急に声をかけてしまってすまないね」

「俺は君を助けようと声をかけただけだよ」

フレイア

……

フレイア

助けようと思うなら姿ぐらい見せてはどうですか?

「…そうだね」

ガサガサと森の奥から人影がこちらに近ずいてきた

ノクト

初めまして俺はノクト

ノクト

お嬢さんは?

フレイア

私は…フレイア

ノクトと名乗った男性森の奥から出て来たけどなんで森の奥から……ここら辺は中央の塔がある関係で誰も立ち入ろうとはしないはず…

フレイア

なんで森の奥から出てきたんですか?

フレイア

中央の塔の付近の森ですよ?

ノクト

……そうだねぇ…でもフレイアちゃんもここにいるじゃないか

ノクト

中央の塔の魔女様に何か用かい?

フレイア

……

怪しいすぎる

警戒していると…

ノクト

……すまないねぇ

へにゃと彼は笑った

急な謝罪と表情にまた私は驚いた

ノクト

実は俺は旅人でね各土地を放浪していたんだけどね…

ノクト

途中で道に迷ってしまってここに来てしまったわけさ

フレイア

……

本当か?

胡散臭いけどなんか本当ぽい気が

ノクト

信じてくれないかい?

ノクト

うーんなら

ノクト

さっきフレイアちゃんを助けてあげると言っていたが

ノクト

フレイアちゃんは魔女の塔にいきたいのだろう?

フレイア

………

ノクト

理由は特に聞かないよ

ノクト

魔女の塔を囲っている結界が邪魔なんだろう?

ノクト

俺はそれを1時的に無効化できる方法を知っていてね

フレイア

ッ!本当に!?

ノクト

おっと、

フレイア

あっ…急に声を大きくしてごめんなさい…

ノクト

いやいやぁ大丈夫だよ〜

ノクト

…1時的に無効化する方法知りたいかい?

フレイア

……

知りたいでも…聞いてクリアするって…いや

このまま…ダメかもしれないけど…

………フレイア!覚悟を決めたんでしょ!

フレイア

…さっきの話…やっぱり大丈夫です

ノクト

本当にいいのかい?

フレイア

はい…自分でやらなきゃ意味が無いので!

ノクト

ふふっそうかい…

ノクト

フレイアちゃんは面白い子だねぇ

ノクト

そっか…じゃあ頑張ってね

フレイア

はい…

フレイア

ノクトさんありがとうございます

ノクト

ん?俺は何もしてないよ?

フレイア

いえ…ノクトさんのおかげでやるべき事かわかったので!

ノクト

ふふっそっかぁ

ノクト

僕はもう行くけど

ノクト

フレイアちゃんまたどこかで会おうね

ノクト

次会った時困ってたら頼ってくれていいからね

フレイア

はいありがとうございます

ノクト

またね

そういうとノクトさんは向こうに歩いて消えていった

フレイア

……

ノクトさんが見えなくなって

パシンッ

両頬を叩く

フレイア

絶対塔の中に入ってやるんだから!

城の一室

父様達との話が終わったあと 俺は部屋に戻りソファの上で横になっていた…

ルギア

まさかあんな話になるとはな…

父様からされた1000年前の大戦争の真実

未だに信じられねぇ事実ばかり…

ルギア

あんな話じゃそりゃ大戦争の資料がすくねぇわけだ…

《厄災》

ってやつが今回の魔獣の大量発生につながっているかもしれない…か

そしてその魔獣の大量発生も《厄災》のほんの始まりに過ぎないねぇってか

どうなっちまうんだか……

シロエ

先程ぶりですね皆様

クロエ

先にクレイ様やルギア様の紹介からしていきたかったのですが…

シロエ

お二人ともお疲れのようなので私達から先紹介させて頂きます

クロエ

では先に私から

名前 クロエ 性別 秘密でございます 性格 冷静 静か 礼儀正しい 好奇心旺盛 優しい 年齢 かれこれ1000年以上は生きております 種族 人形 身長 174cm 好きな〇〇 ドラリアス家の皆様 本 妖精 花 甘い紅茶 マスター 嫌いな〇〇 コーヒー ドラリアス家に害なすもの 能力 『白の兵隊』 詳細 秘密でございます♪ その他 シロエの片割れ ドラリアス家に千年以上前から使えており現在執事長として国王陛下と女王陛下の執事をシロエと共にしている ドラリアス家王族の中でも1部しか知らない情報を知っている特別な執事 ドラリアス家に仕えてはいるが別にマスターと呼ばれるクロエとシロエを作った人物が城のどこかにいる

シロエ

では次は私が

名前 シロエ 性別 同じく秘密でございます 性格 静か 冷静 礼儀正しい 食いしん坊 優しい 年齢 私も1000年以上生きております 種族 人形 身長 174cm 好きな〇〇 ドラリアス家の皆様 甘いお菓子 コーヒー マスター 嫌いな〇〇 紅茶 ドラリアス家に害なすもの 能力 『黒の兵隊』 詳細 私も秘密でございます その他 クロエの片割れ クロエ同様ドラリアス家に1000年以上前から仕えていて国王陛下と女王陛下の執事をしている ドラリアス家王族の1部しか知らない情報も知っている特別な執事 シロエとクロエの視覚や聴覚などはマスターにつながっているらしくマスターも秘密を知っている マスターは基本的に誰かと関わるのが苦手なので城の特別な秘密の部屋の中で静かに暮らしている

シロエ

一体この先どうなってしまうのでしょうかね

クロエ

そうですねでも…今になってなぜ《厄災》が……

クロエ

まさか…でもあれは今…

シロエ

クロエそれ以上は駄目ですよ?

クロエ

…そうですねこれ以上は駄目ですね

クロエ

失礼しました

シロエ

マスターも〝見て〟いましたから何かしら動いて下さります

シロエ

きっとどうにかなりますよ

クロエ

そうですね

シロエ

……長話をしすぎましたね

クロエ

皆様私達のお話に付き合いくださいましてありがとうございました

シロエ

では

次回でお会い致しましょう

この作品はいかがでしたか?

1,500

コメント

20

ユーザー

ちょーーーーーーーーっぜつ!面白かった!!!!!! キャラもお話も表現方法も魅力的すぎて最っ高!!!!

ユーザー

今回もめちゃくちゃ良かったよ!!!!! ハッピーちゃんも連載も久しぶりだ〜✨ 嬉し過ぎる!! 優しい姉なのは良い事だけど、 過保護過ぎると困るからね?!(?) あら、兄貴も居るの?!!良いわね〜☆ 流石のドラゴン一族って奴?(?) えぇ…まさかの旅人が 結界を無効化できる方法を知ってるんだ… なんか魔法とか云々の話なのかな? 厄災か…なんか嫌な予感だね… 次回も楽しみに待ってるね!!!!!

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