ペインビルズ

STORY 2

【皆さんお目覚めのようですね】

【今から皆様にはゲームをして頂きます。】

感情高ぶるシュウの情緒を抑える。

テレビの画面が移り変わり

【朝のターン】と言う文字が現れる。

【朝のターン】

05.00〜18.59

校舎内は自由に移動可能

自由気ままな一日をお過ごしください。

教室等は改造済みでビリヤードやダーツといった娯楽室も用意してあります。

屋上は立ち入り禁止、

踏み入れた時点で射殺されます。

その他、扉を破壊し強引に外に出て

脱出を図った場合も射殺されます。

このターンは、食料の確保等も出来ないので気分のリフレッシュやこれから長い期間時を過ごす仲間とのコミュニケーションの時間にお使いください。

【夜のターン】

19.00〜04.59

安全エリアは

４階の3年Aクラスの教室内のみです。

(今あなた達がいる教室)

夜のターンになると異次元空間を通りプログラミングの機械獣が校内に出現します。

機械獣は人間(プレイヤー)を見つけると襲いかかってるシステムをしており見失うまで追撃し命を狙います。

なので死にたくないプレイヤーは夜のターンになる前までに４階3A教室に避難することを推薦します。

但し、夜のターンになると各場所ランダムにパンやおにぎり、飲料といった食料が出現します。生き残る為には絶対に誰かが夜のターンに教室を出て食料を調達しなければなりません。

また、夜のターンになると脱出スポットが出現します。その脱出スポットを見つけると外へ出る事ができゲームクリアとなります。

ですが、見つける事は困難であり脱出スポットの辺りには機械獣が多く出現するようにプログラミングされているので注意してください。

ジュリは、冷徹な目でフウカを見てそう言った。

更に、ジュリの彼氏のサクマがジュリの意見に乗る事で空気の流れがジュリに傾く。

そこで、マキノが空気の流れを断ち切ろうとした。

場の空気が一瞬にして凍った。

女子によく慕われるジュリだがそれはクラス内での話、状況が一変した今は関係ない。

タケルがバスケ部のキャプテンに選ばれる理由、それはこう言ったどんな状況でも冷静で分析でき周りを率いる力があるからだ。

数秒の沈黙が続いた。

タケルは、そっとアキトの頭を撫でた。

シュウはその様子を微笑ましそうに眺める。

タケルとアキトは微笑する。

何が起きたか分からないこの状況でこうして気が紛れる時間は貴重にして言った方がいいのかもしれない。