千波
「来たわね」
遥輝
「うん。皆、行こう!」
零
「二人は待っててね。守ってくれる人がすぐ来るから」
良翔
「チャイムとか鳴ったら出るなよ。鍵渡してるからな」
麗美
「チャイムが鳴ったら確実に貴方達を狙う人よ。気を付けてね」
イツキ
「じゃあ、僕らは行ってくるね」
日下
「…わかった。行ってらっしゃい」
工藤
「気を付けて」
麻華
「えぇ、勿論。行ってくるわね」
千波
「皆大丈夫?ちゃんとやれる?」
星
「少なくとも遥輝は大丈夫でしょ」
零
「それに、ここに来て、向かってるのが何よりの証拠」
麻華
「敵は今のこの国と同義。その覚悟があるから皆ここにいるのよ」
千波
「それもそうね。野暮なこと聞いたわ」
良翔
「もうすぐ着くぞ」
麗美
「さぁ、行くわよ」
父親
「おや、遥輝じゃないか。どうしたんだ?あの奴隷達を渡す気になったのか?」
遥輝
「なる訳ねぇだろうがクソ親父」
政治家
「貴様!口を慎め!」
零
「口を慎むのはお前だクソ野郎」
政治家
「ガキが調子に乗りやがって」
麗美
「一政治家のくせに内閣総理大臣味方にいるから余裕ぶってんのか雑魚」
政治家
「あ"ぁ"!?てめぇからぶっ殺してやるよクソガキぃ!」
内閣総理大臣
「やめなさい。挑発に乗ったら負けるわよ」
父親
「……しかし、どうしてだ?何故あの二つを渡さない」
イツキ
「んなもん決まってんだろ」
イツキ
「遥輝はあの二人のことを家族と思ってる。だからこそ………いや、お前が遥輝を奴隷扱いさせてたのもだな。だから遥輝は奴隷制度なんざ腐った政府をぶっ壊しにきたんだよ」
父親
「はぁ!?そんなことで!?」
遥輝
「は?」
遥輝
「そんなことだと?ざけんなよクソジジイ。母親から見捨てられて子供に当たるしか脳のないクソジジイが今になってまた口出か?ふざけんのも大概にしろよ?」
遥輝
「もういい。お前の戯言を聞き流すのも面倒くさい。」
遥輝
「とっとと始めよう。そんで死ね」
千波
「さて、やりますか」
イツキ
「お前らは傲慢過ぎた。それ故に殺す」
零
「寿命まで妬み続けて死ぬの待つでも良かったんだけど、流石にそれはもう無理だね。」
麻華
「始めましょう。終わらせるための戦いを」
内閣総理大臣
「そうね。」
政治家
「総理、名前を」
内閣総理大臣
「わかったわ」
内閣総理大臣
「始めましょう。聖戦 FREEDOMknightを」
政治家
「そうだな」
内閣総理大臣
「口ほどにもない」
政治家
「終わらせてやるよ。雑魚ども」
遥輝
「その言葉……」
政治家
「あん?」
遥輝(罪業:憤怒の形態)
「そっくりそのまま返してやるよ。雑魚ども」
政治家
「は?」
良翔(罪業:強欲の形態)
「俺らは最初から本気だすような奴じゃねぇからな」
父親
「な……何だと……」
イツキ
「てめぇらの負けは最初から確定してたんだよ」
政治家
「いや、まだだ!あいつさえいれば!」
ミ=ゴ
「(凄い勢いで落ちてくる)」
政治家
「……は?」
麻華(罪業:色欲の形態)
「気配バレすぎ、ぶっ倒してくださいって言ってるようなものよ」
内閣総理大臣
「うっ……嘘……」
政治家
「こ……こっちには内閣総理大臣が居るんだぞ!こいつを殺したらどうなるか…!」
星(罰業:傲慢の形態)
「ピッタリな役柄の人がここにいるじゃん」
イツキ
「人の心理を読みといて、民衆が全員幸せに暮らせる。だから僕がやるよ」
零(罪業:嫉妬の形態)
「人を殺したからとかはもう聞かないよ。今更すぎるし、君らはそれ以上の罪を犯している」
千波(罪業:怠惰の形態)
「だからこそ、私達は捌きを落とす。てめぇらをぶっ飛ばしてね」
麗美(罪業:悪食の形態)
「終わらせましょう」
麻華(罪業:色欲の形態)
「行くわよ。麗美」
麗美(罪業:悪食の形態)
「わかったわ」
麻華(罪業:色欲の形態)
「色情 麻の舞う花弁剣」
麗美(罪業:悪食の形態)
「種食 降り注ぐ罪の朱博」
イツキ
「行くよ。星」
星(罰業:傲慢の形態)
「わかったよ」
イツキ
「傲慢 断罪のギロチン」
星(罰業:傲慢の形態)
「刀符 贖罪の輪廻 刀獄」
千波(罪業:怠惰の形態)
「行くわよ!零」
零(罪業:嫉妬の形態)
「わかったよ」
千波(罪業:怠惰の形態)
「怠惰符 風凪悪笑のごとし」
零(罪業:嫉妬の形態)
「嫉妬 エンヴィゴーストナイトメア」
良翔(罪業:強欲の形態)
「行くぞ!遥輝!」
遥輝(罪業:憤怒の形態)
「なんでそんなに元気になれるのさ…わかったよ。良翔」
良翔(罪業:強欲の形態)
「地欲 仮初の演劇裁判」
遥輝(罪業:憤怒の形態)
「憤怒 マザーグースディスカッション 森羅」
内閣総理大臣
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
政治家
「ごはぁぁぁぁぁぁぁ!」
政治家
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
父親
「がはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
遥輝
「よし、終わったね」
零
「そうだね。でも、まだ完全じゃない」
麻華
「そうね。イツキ、頼めるかしら?」
イツキ
「うん。任せて」