あれから、何日も経っているが死神が私にとってどんな存在だったのかが分からなかった。
ナズナ
あぁ…、振り出しに戻っちゃった
西之宮一騎(死神)
おーい、俺の事は少し分かっただろ?
ナズナ
そうだけど…、
西之宮一騎(死神)
俺の名前は?
ナズナ
西之宮一騎、
西之宮一騎(死神)
それで?
ナズナ
3年前に死んだらしい
西之宮一騎(死神)
そうか、そうじゃなきゃこんな姿になってないけどな笑笑
ナズナ
笑うところじゃない
ナズナ
死神は、誰かを守ろうとしてたって
西之宮一騎(死神)
(何で、そんなに悲しい顔するんだよ)
西之宮一騎(死神)
(俺のした事が悪かったみたいじゃないか)
ナズナ
なんか、切なくて苦しい
ギュ
ナズナ
(私、死神に抱きしめられてる?)
ナズナ
(でも、なんか安心する)
ナズナ
(ずっと前から知ってるような感じ)
西之宮一騎(死神)
思う存分泣いていいぞ、ナズナ
ナズナ
なんで、死神なの?
ナズナ
彼氏が良かった
西之宮一騎(死神)
いないだろ?
西之宮一騎(死神)
(俺以外)
ナズナ
そうだけど…
西之宮一騎(死神)
もう、話すな!
西之宮一騎(死神)
声がカラカラになってるぞ
ナズナ
死神のせいだから〜
西之宮一騎(死神)
分かったよ、
その日、泣き続けた私はいつの間にか寝てて私の頭は死神の肩にあった。
私はまだ、この気持ちが何か知らないみたいだ。