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須崎君
花奏
花奏
泣き出したあたしを気遣ってか、だれも来ない屋上に連れてきてくれた須崎君
そしてあたしが落ち着くまで黙って待っていてくれて
屋上のフェンスに手をかけて顔だけこっちを向いて笑った。
須崎君
須崎君
須崎君
須崎君
ピンとこなかった。
須崎君とはここ毎日いろんな話をしたはずなのに
須崎君の言葉とか、笑顔とか、仕草とか
思い出そうとして、浮かんでくるのは
……全部澤本君で
澤本君しか浮かんでこなくて
須崎君
止まったはずの涙がまたあふれ出して、須崎君が慌てた
澤本君に偉そうに失恋には新しい恋だとか言っていたから、あたしも須崎君と新しい恋がしたいなんて思っていたのに
どうしても澤本君が頭からはなれなくて
花奏
花奏
花奏
あたしはやっぱりまだまだお子様だった
好きって気持ちを知ってそれで失恋のつらさや、恋愛のことすべてをわかった気でいた
でも、恋愛は好きってことはそんな簡単なことじゃなくて
泣きたいのは須崎君の方なのに、泣き出したあたしを受け入れてくれて
須崎君
須崎君
須崎君
きれいなほどの青空を見て須崎君がくしゃりと笑う
須崎君
須崎君
須崎君
須崎君
須崎君にはあたしの事なんてお見通しみたいで明るくいってくれる
須崎君
須崎君
須崎君のウインクをまっすぐ見つめ返して
花奏
というと
須崎君
なんていうもんだからふたりして笑いあった
須崎君
手を差し出す須崎君に
花奏
と涙を拭いててをぎゅっとにぎって握手をした
須崎君
花奏
そんなこんなでチャイムが鳴ってあたしたちはいそうで教室に戻ったけど、遅刻として怒られた
それは須崎くんも同じだったみたいでお弁当を沙友里やひよりちゃんと食べているときにふたりに質問攻めにあって
大変だったけどなんか少しだけこころが軽くなった気がした
そんないろんなことが起っていて全くしていなかったテスト勉強
沙友里やひよりちゃんも彼氏さんと遊びまくっていたおかげで、全くしていないということで今日はその三人でお勉強会
くそーふたりしてリア充しちゃってさ
花奏
沙友里
ひより
花奏
須崎君
須崎君
花奏
だれもいないはずの教室にいるはずのない人の声が聞こえたと思えば
うしろからぎゅっと抱き着いてくる須崎君
花奏
花奏
沙友里
ひより
無理やり須崎君を引きはがすあたしに面白さそうにこっちを見る2人
須崎君
須崎君
花奏
お友達宣言しても須崎君のアプローチは収まるどころか日に日にさらにすごいことになっている
須崎君
須崎君
花奏
て言っているあたしを無視してスマホで検索をかけている須崎君
ひより
沙友里
須崎君
ひより
沙友里
あたしに絡んでくる須崎君に沙友里やひよりちゃんも自然と仲良くなって最近はよくこのメンツでいることが多い
須崎君
なんならお昼も沙友里たちが彼氏さんたちも食べるときは須崎君と一緒に食べていたりする
相変わらずチャラいけどチャラさなりにいいところもいっぱいあって友達としてすごくいい人だ
花奏
花奏
須崎君
沙友里
そういいながら、目を丸くする2人
ひより
花奏
須崎君
花奏
須崎君
花奏
沙友里
ひより
なに、顔がよくて頭までいいなんて不平等すぎません?
須崎君
沙友里
ひより
須崎君
須崎君
花奏
須崎君はニコッと笑って廊下に出たと思ったら、ひょっこりかおを出して
須崎君
須崎君
なんて大きな声でいいいなくなってしまった
花奏
沙友里
ひより
花奏
頭を抱えてうなるあたしとなぜか感心しだす2人
ガラガラ
健
健
花奏
花奏
健
健
ひより
沙友里
まさか島袋君がいたなんて思ってもみなかったから、慌てるあたしとは対照的に落ち着いている
健
花奏
健
ひより
軽く納得してくれた割には、目があたしに何か訴えているようで
逃げるようにプリントへ目を向ける
健
健
沙友里
ひより
健
花奏
花奏
ひより
健
花奏
ひより
健
沙友里
沙友里とひよりちゃんは心配そうにこちらを見る
沙友里
健
ひより
ひより
花奏
沙友里
沙友里に手を引かれて歩いていると、島袋君の戻りが遅いからか
比嘉君に早川君、渡瀬君
そして会いたくて、でも会いたくない
澤本君も一緒だった