翔太
翔太
緊張からか 上擦った声が出てしまう
久しぶりに 目黒さんと、2人きりになれた
蓮
蓮
蓮
目黒さんは こっちを見てぽかんとして
その手から 煙草を落としかけた
蓮
蓮
翔太
翔太
蓮
蓮
目黒さんは嬉しそうに 口の端を持ち上げた
自分のことで そんなに喜んでくれたのが
どうしようもなく、 嬉しかった
蓮
そう言って目黒さんは 煙草の箱から一本を引き抜き 差し出してきた
翔太
翔太
蓮
蓮
蓮
翔太
翔太
言われるがまま 貰った煙草を咥える
目黒さんも煙草を咥え 自分のにはライターで火を付ける
蓮
すると、
ふと目黒さんの顔が クローズアップして
翔太
煙草と煙草の先端がつき 火が灯った
蓮
俺は思わず後退りし 壁際まで下がってしまった
蓮
蓮
翔太
つい敬語を外して 反抗すると
蓮
蓮
蓮
翔太
好き、って…
蓮
蓮
翔太
翔太
蓮
翔太
蓮
目黒さんは満足げに笑って
蓮
蓮
翔太
翔太
蓮
翔太
翔太
翔太
翔太
最後の方は 声が薄れてしまった
蓮
蓮
翔太
翔太
蓮
翔太
蓮
蓮
翔太
翔太
蓮
プライベートの話 したくなかったら申し訳ないし
俺は目黒さんのこと もっと聞きたいんだけどな…
踏み込まないでおこう
翔太
夜が深くなり 月がだいぶ動いた頃──
俺達の間を 夜のひんやりした風が 吹き抜けていく
翔太
蓮
そろそろこの時間も 終わりか、と
少し寂しく思っていると
蓮
蓮
翔太
翔太
翔太
つい口走ってしまい 慌てて口を押さえた
蓮
蓮
蓮
翔太
蓮
蓮
翔太
翔太
急展開すぎて 頭がついていけない
好きな人の家? 行っていいの?
蓮
蓮
翔太
翔太
蓮
蓮
迷惑、だなんて 思っていないような
優しい微笑み
翔太
蓮
蓮
俺の家と反対方向に、 コンビニから徒歩数分。
目黒さんの家に着く
翔太
翔太
蓮
蓮
なんだか落ち着かない気持ちで クッションを抱えて座る
するとしばらくして
部屋着に身を包んだ 目黒さんが戻ってきた
蓮
蓮
翔太
俺は下戸だから 普段は断るところだけど
目黒さんの誘いだから つい了承してしまった
蓮
蓮
翔太
蓮
蓮
翔太
お店で見かけたこと ぽろっと漏らしちゃった
翔太
翔太
蓮
蓮
テーブルに缶2本を コト、と置いて
俺の隣に腰掛けた
蓮
翔太
蓮
翔太
蓮
蓮
蓮
蓮
なんとなく重い空気になったのを 誤魔化すように
目黒さんは缶を 差し出した
翔太
翔太
蓮
翔太
翔太
蓮
翔太
翔太
俺はビールを ちびちびと飲んだ
蓮
好きな人のこと いきなり家に呼ぶなんて どうかしてる
それに加えて… 警戒心ゼロの翔太くんも どうかしてる
翔太
翔太
ちょっと苦そうに 顔をしかめながらも
ちょっとずつ飲み進めている 翔太くんが可愛い
そして…
蓮
翔太
蓮
翔太
翔太
蓮
蓮
翔太
翔太
翔太くんは すごくお酒に弱かったらしい
お酒勧めたのが間違いだったかも…
だってさ、
蓮
蓮
早く寝落ちしてくれれば 俺も変な気が起きないで 済むんだけど…
翔太
翔太
蓮
蓮
翔太くんは 俺の肩に寄りかかって
そのままずるずる 頭が落ちていき…
俺が膝枕する形に なってしまった
蓮
蓮
頬にツンツン、と触れてみる
蓮
翔太
反応が無いのを確かめてから
そっと唇を触った
蓮
蓮
キス…してみたいな
蓮
蓮
…でも翔太くん寝てるし
バレなければ、 してないのと一緒だよね…
蓮
翔太
蓮
小さく翔太くんが唸って 薄目を開けたから
近づきかけていた顔を 離そうとすると
翔太くんの腕が 俺の方に伸びてきて
蓮
翔太
気づけば俺の顔は 引き寄せられ
翔太くんの唇に触れていた
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
コメント
29件
やばいやばいうへっ、 めめなべ担の私 大噴火しちゃうわッ!
し、しょっぴー...!?
今回もめっちゃ最高でした🫶🏻︎💕︎︎ 次回もめっちゃ楽しみです💪🏻❤️🔥⋆͛