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誰ガノ為二、戦ウ理由

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誰ガノ為二、戦ウ理由

1 - 誰ガノ為二、戦ウ理由 第一話 一人ぼっちの私

♥

10

2020年04月23日

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ある山奥にある小さな村

その村には鬼がいると伝えられてきました

そんな村に住んでる二人の姉妹

この物語は

姉である万里の小さな小さな物語ー

  ちゃんー!

万里

う、うーん…

    えちゃんー!

万里

うぅー…

お姉ちゃーん!

ちょっと!

起きてよ!

万里

うー…

万里

あ、…

万里

おはよう…鈴…

おはようじゃないよ!!

お姉ちゃんやっと起きた!

万里

ごめんごめん…

ほら、早く起きて、

外いこ!

万里

外?

お姉ちゃん忘れたの?

今日はお祭りの日だよ?

万里

………

万里

え?

うん?

万里

え、今日なの⁉

今日だよ!

万里

うわー!

万里

早くしないと!

私はトダバタと支度を終える

万里

わーわー!

早く!早く!

どんがらがっしゃーん!

お姉ちゃん⁉

万里

うー…

ちょっと!

あ、お母さん!

もー…大丈夫?

万里

あ………お母さん…

お母さんは私ではなく

鈴に大丈夫?と声をかけている

万里

………………

どうしたの?

鈴、何かあったの?

私は大丈夫だけど…

お姉ちゃんが…

………万里が?

がっしゃーんって

思いっきり転んじゃったの

まー…

万里

………

万里…

後で私のところに来なさい

説教よ

万里

でも…!

でもじゃない

貴方のせいで鈴が怪我するところだったのよ?

万里

………

まただ。

いつも、お母さんは鈴ばっかり。

鈴が可愛いからって

みんな鈴だけを可愛がってる。

私は?

どうして、どうして私は一人なの?

万里

(他のみんなも……鈴ばっか…)

いつも一人ぼっちだから

こいうのはもう慣れてるけど

でも、やっぱり悲しいな。

ー万里聞いてるの?

万里

聞いてる……

お母さん!

もう、行こうよ!

ええ、分かったわ

お母さんは私を後ろに

鈴の手を握って、外に出ていく。

万里

………

鈴は私のことを大好きって言ってくれる。

鈴だけが私と一緒に遊んでくれるし

鈴だけが大丈夫?と言ってくれる

私はそんな鈴が大好き。

万里

しょうがないよね…

万里

鈴は……

万里

鈴は…特別だもん……特別…

ぽつん。

涙が一つ出る。

ぽつん。

また、涙が一つ。

ぽつん、ぽつん、ぽつん。

どんどん溢れ出る涙。

万里

う、う…

万里

泣かない……

万里

決めたもん……

万里

お父さんと約束したもん……

お姉ちゃんー?

万里

あ……鈴…

お姉ちゃん、早く行かないと

お祭り始まっちゃうよ?

ほら!

鈴は手を差し伸べるとクシャと笑った。

万里

……うん!

私にとってその笑顔は生きがい。

ありがとう。

村人

ラーイアーリー

外に出ると

村伝統の歌を村の人々達が歌っていた。

お祭り最中でワイワイしていた。

鈴ー?

あ、お母さん

ほら、お母さんと一緒に行こう?

ううん

私はお姉ちゃんと行く

いい?

………………

分かったわ

じゃ、お姉ちゃんいこ!

万里

うん!

私と鈴は手を繋ぎ、

屋台のほうに走った。

その時ー

長老

大変だー!!

長老

鬼が…鬼が…

長老

鬼が出たぞ!!

え!

万里

嘘……?

グシャ!ゴキッ!

万里

え?

音がした方を私は向いた。

お姉ちゃん……お姉…ちゃん

万里

鈴!

そこには血だらけの鈴。

私は急いで鈴のところに駆け寄る。

万里

鈴!鈴!

鬼が…鬼が……

万里

鈴…!

お姉ちゃん…

逃げて………

万里

鈴………!

その時ー

キィエヤ!

後ろを向くとそこには鬼がいた。

万里

え……!!!

私は逃げようとした。

でも、遅かった。

鬼は私の身体を掴むと

そのまま木に投げ飛ばされてしまった。

万里

ガハッ…!

意識が薄れていく。

万里

あ、…ああ…、

意識がどんどんなくなってー…

万里

う…………

私は目を閉じた。

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コメント

1

ユーザー

ハートが10になったら続き書きます♡ま、なるわけないけどねHAHAHAHAHAHAHA☆

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